(独り言)「フクシマ」は「競馬の街」
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実家がある仙台に帰省している。
仙台の街中は一見普段と変わらないように見える。
だが建物や道路の中には補修工事の箇所を示した
仮囲いやカラーコーンなども目に付く。
そして「頑張ろう」の横断幕。
被災地の面影も残っている。
地元の新聞を見ると、
震災関連の様々な記事で溢れている。
そんな中、
東北地方全体の話題を伝える紙面で
こんな話題を目にした。
「JRA 福島競馬場の復旧工事に着手」
震災で落ちた観客席の天井や、
被害を受けた電気設備や配管設備の復旧はもちろん、
フロアガラスの耐震補強なども行うという。
しかし福島競馬場が受けた被害は
地震の揺れによるものだけではなかった。
復旧工事費用は約50億円。
この工事ではこんな作業も行われるという。
「ダートコースの砂を入れ替える作業」
「屋外の観客席の洗浄」
こうした作業の意味は書かなくてもお分かりだろう。
東京電力福島第1原発事故による
放射能汚染を軽減するのが目的だという。
「3.11」以降、
「フクシマ」の名前は世界中に知られることになった。
しかしその知られるようになった理由は
全くいいモノではない。
原発事故があった場所の地名として、
「フクシマ」は有名になってしまったのだ。
地元・福島の方にとっては、
こんなに屈辱的な話はないだろう。
このような話に怒りを覚える方もいるだろう。
我々競馬好きにとっても複雑だ。
「フクシマ」と言えば、
「競馬好きの街」だからだ。
年3回の福島競馬開催期間中は
どことなく街がソワソワしているのがわかる。
普段は映像で見ている
東京競馬場や中山競馬場で行われている「競馬」が、
自分たちの街にやって来た喜びが伝わってくる。
競馬専門紙でも、スポーツ紙でも、
夕刊紙でもない、
地元の一般紙が競馬予想に夢中になり、
「競馬専門記者」まで登場する。
私も足を運ぶ度に、
自分が「競馬好き」であることがうれしくなる街、
それが「フクシマ」なのだから。
この復旧工事は来年3月末で完了する予定となっている。
4月にはいつもの通り、
第1回福島競馬がやってくる。
そうなのだ。
「フクシマ」が有名になるのは、
「原発事故があった場所」として、
であってはならない。
競馬の街「フクシマ」でなければならないのだ。
今年は結局、
福島競馬場で馬が走ることはなかった。
来年こそは再び馬が走ってくれると期待しよう。
本当かウソかは知らないが、
「かつて払戻金用の現金が足りなくなって、
JRAが慌てて東京から現金輸送車を
福島競馬場に飛ばした実績あり」
という話を聞いたことがある。
「競馬好きの街」であるばかりか、
「馬券が上手い人が集まる街」でもあるのだ。
「フクシマ」がそんな「競馬の街」として
世界中に広まる日がやってきて欲しい。
一競馬好きとしての願いである。
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