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(独り言)後戻りは出来ない

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2011年3月11日(金)14時46分。
東日本大震災発生の時間、
私は自宅アパートである原稿を書き上げる為にPCの前で格闘していた。
その原稿は15時までにメールで送らなければならない。
だから激しい揺れに見舞われ、
棚から物が落ちてくる状況下でも
PCのキーを叩き続けることしか考えていなかった。

その原稿は翌日からの中央競馬における
重賞競走の予想記事だった。
言うまでもない。
翌12日(土)からの中央競馬は中止となり、
その原稿は何の意味もなくなった。
「あの揺れの中で記事を書き続けた意味は何だったのか?」などという事さえ、
言ってはならない状況となった。
そして参加することが決まっていたプロジェクトは中止に追い込まれることに。
そのプロジェクトはそのまま消滅してしまった。

前年の2010年7月、
「競馬を伝える仕事がしたい」と思い、
サラリーマンを辞めた。
逆風にも晒されたが、
徐々に賛同してくださる方、理解してくださる方も増えつつあった。
でもこうした動きが全てご破算となった。
その事を嘆くだけでお叱りを受ける日々が続いた。
だからこそ「競馬を伝える」ということの本当の意味を
初めて知ったような気がした。

本当は「初めて知った」などと言ってはならない。
「競馬」とは「娯楽・レジャー」であり、
人々を楽しませる存在ではあるが、
「公営ギャンブル」である以上、
見る人によっては「必要悪」という扱いをする人もいる。
そして中にはその立場をその時々に応じて都合良く変化させ、
行動・発言をする人もいる。
そんな人たちの存在を嫌でも目にしなければならない。
こうした事は理解していたつもりだったし、
覚悟もしていたつもりだった。
しかし、自分が下した決断の意味を
こんな形で思い知らされることになろうとは・・・。
いや、きっと理解も覚悟も足りなかったのだろう。
自分が甘かったのだ。

何かを言ったり、行動を起こしたりすると、
賛同してくれる人がいる一方、
意に反する反応を示す人もいる。
ある直接的な被害も被った。
今でもある被害に見舞われている。
人間不信に陥った時もあった。
いや未だに自分以外の人間を信じられなくなる瞬間がある。
だからこそ悟った自分の「存在意義」もある。

1つだけ確かなことがある。
「もう後戻りは出来ない」ということ。
今さら「変えられないもの」もたくさんある。
そんな状況を受け止めつつ、
何を新たに生み出すことが出来るのか?
それともそんな状況を受け入れて
存在そのものを消すしかないのか?
その2つのいずれかしかないのだろう。

最近のテレビやラジオでは
「3.11以降、アナタの中で何が変わりましたか?」
などという特集が目立つ。
私の答えは
「後戻りできないことを改めて自覚した」でしかない。
そんな奴が運営しているのが、
この「WEEKEND DREAM」というサイトなのだ。

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