[日記]私は一人の競馬ファンとして、東浩紀さんの「積極的棄権」には賛成できません

相変わらず、競馬とは無関係な書き仕事に追われてます。まあ、こんなサイトの更新なんか休めばいい、というご意見もあるのですが、それでは本末転倒ですので・・・(笑)。

そう言えば、10日(火)に衆議院選挙が公示されているのですよね。この2日間、私の行動範囲が狭いせいもあるのですが(笑)、「選挙演説をする候補者」とか、大音量で候補者の名前を連呼する選挙カーとか、そういうモノを全く見ておりません。ホントに選挙をやっているのかな?恐らく、そんな人は少数派だとは思いますが。

何日か前にTwitterで、こんな話を書きました。

何とかやりたいのですけど、そんな時間があるかなあ?日銭稼ぎにかなりの時間を奪われているし・・・。だから、ということでもないのですが、こんな話を少々。

今回の選挙に関して、批評家の東浩紀さんが起こした行動がインターネット上で論争となっています。ハフィントンポスト日本版の記事を紹介します。

「今回の選挙、くだらなすぎる」 投票棄権の賛同署名を集める東浩紀さんの真意とは?(ハフィントンポスト)

私は2012年にこんな話を書きました。東浩紀さんの「積極的棄権」という主張に対して、私はこう考えます。

競馬ファンの皆さん、必ず投票に行きましょう/この数字をご存知ですか?(競馬Webサイト管理人の活動日記)

投票率が70%だろうが、50%だろうが、20%だろうが、そのことは何の問題にもならないのです。多くの人が求める結果は投票率ではなく、

「誰が当選したのか?」
「○○党は何議席を獲得したのか?」

ということでしかないのです。

残念ながら「22.59%の投票率しかない選挙で当選した市長」でも、その市長の判断は「民意」ということになってしまいます。我々競馬ファンは、ひとつの競馬場をこうして失うことになりました。東浩紀さんの主張だと、投票率が低い選挙の結果は「民意を反映していない」とか、「投票率の低さが民意なのだ」とか、そんな話にしたいのだろうと推測しますが、そんな話にはならないのです。

私も選挙権を得て20年以上になりますが、一票を託すべき政党や候補者がおらず、悩んだことは何度もあります。その結果として、全く支持するつもりはない政党の候補者に票を投じたこともあります。その政党の主張が正しいとか、その候補者が言っていることが正しいとか、そんなことは全く思っていません。ただ、その当時の状況を私なりに考えた時に、それがベターな選択だと思ったので、そんな投票行動を取りました。そうやって、悩み抜いた末に、いずれかの候補者、いずれかの政党を選択して投票する。それが選挙というものではないでしょうか。何らかの意思表示をすることが大切なのだと思います。残念ながら、「棄権」は意思表示をしたことにはなりません。

私は一人の競馬ファンとして、「投票率22.59%の民意」により、主にインターネットで楽しんできた競馬場を失うという経験をした、と思っています。3割にも満たない「民意」なのですけどね。でも「民意」だということになってしまうのです。だから、私は東浩紀さんの「積極的棄権」という主張には賛成できません。

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