[日記]ホントに落ちこぼれだったのですよ、オレ

昨日付の日記を書いた後、ふと思い出した話を少々。私が在学していた当時の話なので、今とは少々事情が異なるのかもしれませんが。

私の出身高校は宮城県仙台第二高等学校というところなのですが、当時は成績上位の数名程度が東京大学に合格していました。ほぼ同数の生徒が兄弟に行き、1~2名程度が一橋大学や東京工業大学に行き、さらに数名が早稲田大学や慶応義塾大学に行き・・・、という感じだったのですが、成績順でその後ろの100~150名程度は地元の東北大学に進学してしていました。同レベルの学力を持つ生徒の中には北海道大学や名古屋大学、大阪大学などに進む生徒もいた、と記憶しています。

で、私が進学した横浜市立大学は?という話ですが、これは完全に落ちこぼれでしたね。同学年では私だけでした。などという話を書くと、「地方から横浜の大学に入ったのだから、成績が優秀だったんじゃないですか?落ちこぼれではないですよね」と言われることがあります。

今は事情が変わっているかもしれませんが、当時は偏差値というか、学力レベルで言えば、東北大学の方が横浜市立大学よりも上でした。共通一次試験(私は大学入試センター試験になる前にあった、最後の共通一次試験を受けた受験生でした)で必要な点数としても東北大学の方が上でしたし、二次試験の受験科目も東北大学の方が多かったのです。東北大学は旧帝大ですから、今でも大学の格という点で横浜市立大学より上でしょう。だから、私は落ちこぼれなのです。仙台二高という、田舎の県立高校における話ではあるのですが、勉強ができないことで、いつも陰口を叩かれていましたし、他の生徒が「勉強の邪魔になるから」という理由で避けていたクラス委員などを押し付けられたこともありましたね。今思えば、イジメだったのかもしれません。

だから、私は「地方から横浜の公立大学に出てきた優秀な生徒」ではないのです。仙台を追われて、横浜に出てきてしまった落ちこぼれなのです。もっとも仙台を離れたことで、その後は嫌な奴の存在を全く意識する必要がなくなった、という点では良かったのですけどね。おかげで親元を離れることが出来たし、競馬とも出会えたし(笑)。

「地元の大学に入れずに、横浜に出てきてしまった落ちこぼれ」という話ですが、宮城県以外の人にはなかなか通じないことに、時々驚かされることがあります。同じ東北地方でも通じないのですよ。以前、盛岡競馬場でグリーンチャンネル「iちゃんねる」の「ドクトル松尾」こと松尾康司さんとそんな話になった時、「横浜の大学より仙台の大学の方が難しいなんて、そんな話はないと思うけど・・・」と松尾さんにも言われましたからね。「そうか、お隣の岩手県の人でもそう思うのか・・・」と少々驚いたりなんかして・・・。

所詮は宮城県という田舎の中におけるモノサシだったのかな?偏差値は全国共通の筈なのだけど(笑)。でもそういう話になるということは、落ちこぼれて横浜市立大学に流れ着いたのは正解だったというか、ラッキーだったのでしょうね、きっと。センター試験が近いので、受験に関する話題ということでひとつ。

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