[日記]生きるって、辛いなあ・・・

いつの間にか、冬季オリンピックが終わっていました。「いつの間にか」という言い方も変ですね。PCが壊れて、サイト更新作業が出来なくなり、その間は「興味がない」とか言いながら見てしまいましたし・・・。

それぞれの選手の頑張りを見て、テレビの前で個人的に「感動しました」「おめでとう!!」「勇気をもらいました」とか思うのは問題ない、と思います。でも、メディアやネットから「金メダルおめでとう!!」「感動をありがとう!!」とか、そんなメッセージを発信されることに、最近は少々違和感を感じています。

「4年に一度」というのは、その選手にとって、競技者人生の転機である筈なのですよ。もちろん、「4年後」を目指す人もいるでしょう。しかし、第二の人生を選択する人もいる筈です。「4年後」を目指す人も、その為に所属を変える必要があるかもしれません。その選択は、競技者人生、いや人生そのものについて、大きな決断を必要とします。そんな人生の転機を迎える人たちに、「おめでとう」「ありがとう」という言葉は少々軽すぎるような・・・。

そのオリンピックの舞台に立つことができなかった選手もいる筈なのです。そんな選手たちは、こうした選択を既に何らかの形でしている筈です。オリンピックに出場できた選手も、できなかった選手も、人生における何らかのものを犠牲にして、その競技に捧げてきたものがある筈で、そんな何かを赤の他人が安易に語っていいものか、どうか・・・。

と、偉そうなことを書いていますが、10年ぐらい前までは、そんなことをほとんど考えなかったのですけどね。当時、ネット上に書いたモノを読み返すと、「何もわかってね~な、オレ」と思いますよ。最近になって、こうした「人生の転機」「人生の岐路」に立たされた人たちを見ると、言葉を失うというか、そんな視点で感情移入してしまうようになりました。競馬でも、調教師や騎手の引退という場面に直面すると、「お疲れ様でした」とはまた別の想いに襲われる瞬間を感じます。

私自身がそんな「人生の転機」「人生の岐路」において、未だに答えを出すことができずにいるからなのかもしれません。残りの人生が短くなってきている証拠なのでしょうね。後悔だけはしたくないし・・・。でも、現実を乗り越える術が見つからないし・・・。

オリンピックのような、頑張った人にスポットライトが当たるイベントがある度に、「生きるって、辛いなあ」と思うようになりました。やり残したことなく、この世を去りたいけど、でもその為に、自分はこれから何をしなければならないのか・・・。

このままじゃ終わらないぞ、オレ!!

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