[日記]大井の話をもう少しだけ
24日(金)の朝7時30分を過ぎました。例の外出先近くにあるファミリーレストランで、この日記を書いています。請け負っている書き仕事のおかげで、Bluetooth対応のキーボードでの作業に慣れてきました。この日記を書く程度であれば、わざわざPCを立ち上げることなく、iPad mini6とこのキーボードだけで事足りるというのは、非常に楽です。
22日(水)付の日記で書いた、羽田盃や東京ダービーなどの件について、私の見解ということで。この問題は22日(水)付で書いた「羽田盃や東京ダービーという、大井競馬の、いや南関東競馬の聖域に手をつけた」という話で片付けられない要素が含まれているように思えます。
ここ数年書き続けているのですが、私が競馬について考える前提を改めて書いておきます。競馬は、馬主、調教師、調教助手、厩務員、生産者、報道関係者、そしてファンと、様々な立場の人によって成立している産業です。様々な立場の人たちに支えられている産業というものは他にもありますが、立場が異なるとそのベクトルが全く異なる人たちによって構成されているという点で、特殊な産業と言えるかもしれません。
難しいのは、馬主さんの中でも、調教師さんの中でも、そのベクトルが違っている点にあります。しかも、そのベクトルは大きなお金が動くビジネスに基づくものでもあります。
今回はそんな環境下での決定・発表だったのですが、決定に至る過程に疑問を抱いています。その決定に対して、ファンだけではなく、一部の馬主さんや厩舎関係者の方々からも不満の声が上がっているのですから。この決定がプラスになる立場の人たちによる働きかけによる結果ではあるのですが、その働きかけを受け止めた人たちは、果たして日本競馬界全体を見据えて決定する立場にあるのでしょうか。各方面からのネガティブな反応を見る限り、疑問に思えてなりません。
日本中央競馬会(JRA)も、特別区競馬組合も、神奈川県川崎競馬組合も、岩手県競馬組合も、日本国内に複数ある競馬主催者の一つに過ぎません。農林水産省という監督官庁はありますが、複数ある競馬主催者をまとめて日本競馬界全体の舵取りをする機関は、今の日本には事実上ありません。そんな中で一部の人たちが自らのビジネスに有利になるように、win-winの関係になる人たちだけで政治力を発揮して、大きな決定をしてしまったのではないでしょうか。
かつて、私は「中央・地方一体化」という主張をしていたことがあります。全く現実的ではないと多くの方から批判されましたが、「中央・地方問わず、日本競馬界を総合的に見て方向性を考える」ということを誰もせずに、対処療法として制度改正を進めた結果が今回の事態なのです。その結果として「あるべき方向に一歩前進した」と胸を張るべき人の影で、ネガティブな感情論が渦巻くという、とても好ましいとは思えない状況に陥っているのが現状ではないでしょうか。
「そんな偉そうなことを言っても仕方がない」と諦めるのか?
「この状況は問題だ!!」と立ち上がる人の出現に期待するしかないのか?
「ウチらが儲かれば、後はどうなっても関係ない」という人を見て見ぬふりをするしかないのか?
まあ、私も競馬に関する書き仕事で得た収入を生活費の一部としている人間ですので、いざとなったらその立場を優先させるしかないのでしょうけどね。もっとも、同じ立場にある人たちの中にも色々なベクトルがあって、面倒臭い話に山ほど直面しながら、今日に至っているのですが・・・。
長々とした駄文で申し訳ありません。