[競馬ニュース]S1(中島記念)で見たかった!!休養明けのキングプライドが宝満山賞(佐賀)を制して重賞11勝目
24日(土)の佐賀11R宝満山賞(S2)で単勝オッズ1.0倍という断然の1番人気に支持されたキングプライド。この日も鮫島克也騎手(佐賀)を背に、ハナを切ってレースを引っ張る展開に。だが3コーナー手前で驚きの声を挙げた人もいたに違いない。タイセイマスタング(6番人気)とヒショウ(2番人気)の2頭に外から並びかけられたのである。今年5月の阿蘇山賞を勝った後に休養に入り、これが休養明け初戦だったキングプライドだが、休養明けの影響があったのかもしれない。
だがキングプライドは3~4コーナーの中間地点で後続を突き放し、再びリードを築く。このあたりはダービー馬の貫禄と言うべきか。最後は後続に4馬身差をつけて先頭でゴール。このレースを場内実況した中島英峰アナウンサーの「明日のS1(中島記念)で見たかった」というコメントは、多くの佐賀競馬ファン共通の想いだったに違いない。昨年の中島記念では2着だっただけに・・・。勝ちタイムは2分12秒5(ダート2000メートル、馬場状態は不良)。2着にヒショウ、3着にカンタベリーナイト(3番人気)が入った。
キングプライドはサウスヴィグラス産駒の4歳牡馬。昨年の筑紫野賞、背振山賞、古伊万里賞、九州ダービー栄城賞、英彦山賞、今年の鶴見岳賞、嘉瀬川賞、六角川賞、尾鈴山賞、阿蘇山賞に続いて重賞11勝目となった。
同馬の母アイディアルクインは2000年の九州王冠(荒尾)と九州大賞典を制している。