[競馬ニュース]そのスタートセンスとスピードは一級品!!スターインパルスが桜花賞(浦和)を制す


※地元・浦和のスターインパルスが逃げ切り勝ちを決めました


※鞍上の石崎駿騎手(船橋)は「この馬のスタートには自身を持っていた」と語りました。そのスタートセンスの高さと持ち前のスピードが、浦和のコースで活きた形となりました。


※南関東伝統のタイトルである桜花賞は、石崎駿騎手の父・石崎隆之騎手(船橋)も手にしています。そして、今年も浦和・小久保智調教師の管理馬には要注意です。

スタートしてすぐに4コーナーがやってくる、浦和ダート1600メートル戦で内枠の3枠3番から好スタートを決めたスターインパルス(浦和、3番人気)。そのスターインパルスの外から並びかけたゴーフューチャー(船橋、8番人気)に一時は前を譲るも、1周目の正面スタンド前を過ぎたところで、再びスターインパルスが前に出る。29日(水)の浦和11R桜花賞(S1)は、スターインパルス、ゴーフューチャーの順で1コーナー、という形で落ち着いた。

逃げるスターインパルスとの差をなかなか詰めることができないゴーフューチャーは、3コーナー付近で早くも脚色が一杯となり、後退を余儀なくされる。代わりに浮上したのは、ユングフラウ賞を制したステップオブダンス(大井、2番人気)。だが、このステップオブダンスも前を行くスターインパルスとの差を詰めることが出来ずにいる。レースは4コーナーから最後の直線へ。スターインパルスのリードは既に「セーフティーリード」と表現しても、全く問題のないレベルだった。鞍上の石崎駿騎手(船橋)も大型ビジョンでそのリードを確認したという。最後は、スターインパルスが2着以下に4馬身差をつけて、逃げ切り勝ちを決めた。勝ちタイムは1分42秒8(ダート1600メートル、馬場状態は稍重)。4馬身差の2着にはグラスサファイヤ(川崎、6番人気)が入り、3着にはシェアハッピー(大井、4番人気)が浮上。ステップオブダンスは最後の直線で伸びを欠いて5着、アップトゥユー(川崎、1番人気)は見せ場なく、8着に敗れた。

勝ったスターインパルスは、サウスヴィグラス産駒の3歳牝馬。昨年11月に水沢に遠征して、プリンセスカップで優勝。これが初めての重賞タイトルだった。しかし、その後は東京2歳優駿牝馬で13着、ニューイヤーカップで4着、ユングフラウ賞で4着と、なかなか結果が出ていなかった。この勝利が2度目の重賞タイトル獲得となる。南関東での重賞勝利は初めてで、通算では5勝目。昨年のローレル賞で3着に入っている。

レース結果(NAR公式サイトより)

レース映像はこちら(地方競馬ライブより)

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