トップページへ

岩手のファンは最高です(後編)

競馬Webサイト管理人の活動日記 »  » 岩手のファンは最高です(後編)

(上から続く)

岩手のファンたちが
目の前で繰り広げられる「競馬」そのものを楽しむ余裕というのは
こんな所でも感じました。

ファンファーレが響き渡り、ゲートインが始まる。
最後の1頭、大外枠のタイセイスーパー(愛知)が
ゲートに入ろうという時にアクシデント発生。
タイセイスーパーが鞍上・丸野勝虎を振り落として放馬、
ラチを飛び越えて、外ラチの外側を走り続ける。
恐らく周回コースから遠く離れた、
ダート1600メートルのスタート地点(ポケットになっています)
までは走って行ってしまったに違いありません。
いくら売り上げに響こうが、陣営に出走手当が入らない事態になろうが、
競走中止すべきだった筈。
岩手県競馬組合の対応は批判に値するものでしょう。
この判断については猛省を促したいと思います。

でもそのまま発走させるとのアナウンスがあり、
丸野を乗せたタイセイスーパーが大型ビジョンに映し出された時、
場内からは怒りの声ではなく、笑いが起こる。
「そんなアホな!」と馬鹿にする事で、
この滅多に起こらない事態を楽しんでいるようにさえ、見えました。
発走時刻が20分も遅れているのに・・・。

岩手の競馬ファンは少々の事では怒りません。
器の大きさという点ではヨソ者の私など、
とても比較になりません。
本当に心から「競馬」を楽しんでいる。
しかも変に身構えたり、気負ったりすることなく、
「競馬」と自然に向き合う事が出来ている。
もしかすると岩手県競馬組合はこうしたファン達に甘えた結果、
本当は「地方競馬の優等生」だった岩手競馬を
ダメにしてしまったのかもしれない。
でも彼らファン達の心の広さ、優しさは、
中央競馬も含めた他地区のファンである私には、
羨ましくもあり、尊敬したくさえなります。
こんな人たちから「競馬」を奪って欲しくないなあ。
でも今回の事態は来年のダービーグランプリの存在さえ、
危うくする事だけは間違いないし・・・。

だから東京に戻る新幹線の中で、
とても複雑な気持ちになりました。
常識的に考えて、
とても容認できるアクシデントではないのだけれど、
安易に批判すると、
彼らから「競馬」を奪う方向にリードしかねないものになる。
この件をこれからどう書くべきか悩みつつ、
今はこれだけは申し上げたいと思います。
南部杯で同じような事態が再び起きませんように・・・。

« 前の記事へ

次の記事へ »

トップページへ

ツイート
mixiチェック

メインサイト「WEEKEND DREAM」はこちら 株主優待を使った生活