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産経新聞前橋支局 阿部謙一郎記者の記事(2)

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(上から続く)

 ≪旗振り役の責任は?≫

 全国的に地方競馬を取り巻く環境は厳しい。
栃木県では昨年3月の足利に続いて宇都宮も廃止に向けた検討が始まり、
北関東から地方競馬の灯が消えようとしている。

 その中で、競馬法改正に向けた国への陳情を繰り返すなど
地方競馬振興の“旗振り役”を務め、「中央と地方の共存共栄」を
掲げてきた小寺知事の果たすべき責任は少なくない。

 「(懇談会の報告から)この間、どんな改善を行ったのかさえ現場には伝わっていない」。
赤見千尋騎手は本紙連載の中で、経営陣と現場との距離を嘆いた。

 県地方競馬対策室は「さまざまな経費削減に努力してきた」と説明するが、
民間の経営ノウハウの導入など「思い切った経営戦略の見直しは一度もしていない」と
“お役所仕事”の限界を認める。
抜本的な経営改善努力が見られないまま、単純に「赤字だから廃止」という結論には疑問が残る。

 ≪最後のチャンス≫

 来春、馬が好きな高崎市内の中3少女をヒロインにした
NHKの朝の連続テレビ小説が始まる。
しかし、放映時に高崎競馬が廃止されているのであれば、
「NHKの決定の裏には知事の力があったんです」と自慢げに語る
県の担当者の言葉もむなしく響く。

 国民的な番組で高崎競馬場が舞台になる千載一遇のチャンスを生かす
気概やアイデアは県にないのか。ヒロイン名の競走馬を走らせて
話題づくりをするとともに、その記者会見で知事自ら国の競馬政策を
批判するなど、メディアを使った大胆な戦略も可能なのではないか。

 関係者を納得させる行動なしに廃止を決めるならば、
小寺知事は地方競馬振興の旗振り役どころか、
廃止の先導役を務めたといわれかねない。

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