トップページへ

(重賞回顧)2002年第7回秋華賞~優勝馬:ファインモーション~

気ままな競馬ノート » 01)重賞回顧 » (重賞回顧)2002年第7回秋華賞~優勝馬:ファインモーション~

2002年。
改めて振り返ると桜花賞を制したのは
好位から驚異的な粘りで後続を振り切ったアローキャリーだった。
オークスは府中の長い直線を目一杯活かして追い込んだ
スマイルトゥモローの勝利。
桜花賞時のアローキャリーは単勝13番人気。
そしてオークス時のスマイルトゥモローは4番人気。
波乱の決着と言っていいだろう。

秋華賞にこの2頭の姿はなかった。
そして代わりに単勝オッズ1.1倍という、
大注目を集めた馬が出現する。
「遅れてきた大物」という言い方は正確ではないだろう。
2歳時の12月にはデビューし、
新馬戦を勝ち上がっていたのだから。
しかしその後は故障で戦線離脱。
荒れる春の牝馬クラシック戦線が行われた最中は、
治療と馬体成長を促す目的での放牧に充てられる。
桜花賞、オークス直後、
この世代の牝馬にこんな大物が潜んでいたことが想像できた
競馬ファンは果たしてどのくらいいたのだろうか?

そのファインモーションが復帰したのは
夏の函館競馬場だった。
半年以上の休養明けを全く問題にせず、
古馬500万下で2着に5馬身差の圧勝。
続く1000万下の阿寒湖特別を連勝したファインモーションは、
秋シーズンに入ってもローズSを快勝。
新馬戦を含めると4戦4勝の形で秋華賞に駒を進める。
春シーズンに波乱の牝馬クラシック戦線を見続けたファンも
これだけの快進撃を見せられると、
さすがに無視する訳にはいかないだろう。

「全く危なげのないレース」
とはこの事をいうのだろう。
道中は中団よりもやや前で馬群の外。
邪魔をする者は誰もいない。
3コーナー過ぎから動いて4コーナーでは2番手。
そして直線で馬群から抜けだす様は
「京都の内回り2000メートルはこうやって勝つのだよ」
という教科書を見せられているかのようなレースぶりだった。
2着サクラヴィクトリアに3馬身1/2。
完璧な競馬だった。
この馬が春シーズンも走っていたら・・・、
と思った人もいたかもしれない。
それはきっと意味のない「タラレバ」なのだろう。
しかしそんな「タラレバ」を言いたくなる強さを見せた
ファインモーション。
荒れ模様の2002年牝馬クラシック戦線は
最後に強い馬が強い勝ち方を見せる形で
締めくくられたのであった。

10月13日(日)
京都11R
第7回秋華賞(G1)
京都・芝2000メートル

1着6枠12番ファインモーション(55・武豊) 1分58秒1
2着8枠18番サクラヴィクトリア(55・蛯名正義) 3 1/2
3着2枠 4番シアリアスバイオ(55・安藤勝己) クビ
4着5枠 9番カネトシディザイア(55・河内洋) 1
5着8枠17番トシザダンサー(55・福永祐一) 1/2

 

« 前の記事へ

次の記事へ »

トップページへ

ツイート
mixiチェック

メインサイト「WEEKEND DREAM」はこちら 株主優待を使った生活