(重賞回顧)1997年第43回皐月賞~優勝馬:サニーブライアン~
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1000メートル通過は61秒1。
原因はこの流れにあったに違いない。
流れが緩くなってしまったのには理由があった。
前年のラジオたんぱ杯3歳S、共同通信杯を連勝し、
スプリングS2着のメジロブライトが1番人気。
2番人気は弥生賞を勝ったランニングゲイル。
そして毎日杯2着のヒダカブライアンが3番人気。
この上位人気馬3頭が
いずれも後方からのレースとなったのである。
他の馬に乗る騎手がマークする馬が
いずれも後ろからのレース運びを強いられる。
その分、前に行く馬は楽にレースを進める事が出来た。
一度はテイエムキングオーにハナを譲った
サニーブライアンだったが、
向正面、そして3コーナーに入る頃には再び先頭に。
後ろの馬に乗る騎手たちが
サニーブライアンがセーフティーリードを築きつつある事に
気がついた時は既に遅かった。
サニーブライアンはただ1頭、
4コーナーから直線に入っていた。
レース後、鞍上の大西直宏は、
「中山の直線が長く感じた」とコメントした。
上がり3ハロンが36秒5もかかっているのだから、
当然だろう。
しかしサニーブライアンはこの緩い流れを利して、
まんまと逃げ切り勝ちを決めてしまった。
後方から猛然と追い込んだシルクライトニングとの
脚色の違いが全てを物語る。
そのシルクライトニングもクビ差届かなかったのだ。
「単に展開に恵まれての勝利」
このサニーブライアンの勝利を
多くの評論家や記者はそう評した。
この内容を見れば、
そんな評価も仕方がない。
だが次走の日本ダービーでも、
サニーブライアンは逃げ切り勝ちを決めてしまう。
今度は「恵まれた」というよりも
明らかに「後続を完封した」といった印象の勝利だった。
これも機械ではない「生き物」である馬によって行われる
「競馬」の面白さなのだろう。
同時にそのダービーで2冠を達成した後に故障、
そのまま引退を余儀なくされてしまったのも
「競馬」であるが故の難しさなのだが・・・。
1997年4月13日(日)
中山10R
第57回皐月賞(G1)
中山・芝2000メートル
1着8枠18番サニーブライアン(57・大西直宏) 2分2秒0
2着1枠 2番シルクライトニング(57・安田富男) クビ
3着2枠 3番フジヤマビザン(57・村本善之) 3/4
4着4枠 8番メジロブライト(57・松永幹夫) クビ
5着5枠 9番セイリューオー(57・蛯名正義) 3/4
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