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(独り言)モッタイナイCM

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日本経済新聞の野元賢一記者が
2005年に出された著書「競馬よ!~夢とロマンを取り戻せ~」の中に、
こんな指摘がある。

宝くじのテレビCMでは「1等前後賞合わせて3億円」と、
「3億円」を強調するものが存在するのに、
競馬の場合は3連単による高額配当を
テレビCM等でアピールするのは難しいのは何故か?

私も広告代理店のサラリーマン時代に、
広告表現の審査に関わる仕事をしたことがある。
公営ギャンブルの場合、
「射幸心を煽る広告表現」はNGなのだ。
でも野元記者ご指摘の通り、
宝くじの「3億円」は何故OKなのか?
私自身も仕事をしながら疑問に思い続けてきた。

そんな「競馬」の広告表現だが、
「WIN5」の「最高2億円」はOKらしい。
この記事を書いている時点では
「2億円」ところか「1000万円」さえも出ていないが(笑)、
いずれ出現すると信じよう。
可能性はゼロではないのだろうから。
そんな事よりもテレビCM等で「2億円」と
言ってもいい点は喜ぶべきことではないか。
だからこそ、余計にガッカリした。

映画監督が有名女優にこれから撮影する映画の出演依頼をする。
女優に手渡された台本を見ると、
その女優が一人で何役もこなさなければならない。
「この役も私ですか?」と尋ねる女優に、
監督は「2億円あれば、別の役者も出演させることが出来るのに・・・」
と思いつつ、
「演技力で何とか・・・」と女優に出演を懇願する。

確かに「2億円」というキーワードは登場する。
しかしこの映像では一体何によって「2億円」を手にできる可能性があるのか?
という点がはっきりしない。
高いギャラを出演者に払って、
こんな訴求力のない、
無意味なCMを作るカネがJRAにまだ残っていたとは・・・。
「被災地支援競走」などといい、
売上の一部を東日本大震災被災地に拠出しているJRAだが、
こんな内容のないCMなら
この制作費用と媒体料も被災地への義援金にした方がマシではないのか?

宝くじのCMでは「3億円当たったら、こんなことをしたい」と
キリンを飼ってみたり、
人工降雪機で雪を降らせて雪合戦をしてみたり、
といった内容になっている。
競馬で「2億円」当たったら出来る「楽しいこと」を描いた方が
競馬を知らない層も含めた多くの人達への
アピールとなりそうな気がするのだが。
せっかく広告表現に「2億円」というキーワードを入れてもいいのだから。
「有名タレントを起用しておけば何とかなる」と
担当する広告代理店に言われ、
鵜呑みにしてそのまま発注してしまう(としか思えない)
JRAのこの姿勢は、
何とかならないものだろうか?
 

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