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(重賞回顧)1991年第52回オークス~優勝馬:イソノルーブル~

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単勝オッズ2.8倍の1番人気だった馬が
このオークスでは12.1倍の4番人気に急降下。
「人気」を決めるのはファンであるから
文句を言っても仕方のないところだが、
それでも陣営は納得できない評価だったのではないか。

その桜花賞はレース後もしばらく、
競馬メディアや関係者の間で議論となった。
議論の中心となったのが
このイソノルーブルだった。
発走前に落鉄したイソノルーブルは
蹄鉄の再装着を受け付けようとしない。
結局、蹄鉄を装着しない「裸足」のままで発走し、
5着に敗れた。
テレビ中継の時間内にレースを収める為の措置という見方から
この対応についてJRAに電話で抗議するファンが現れる一方で、
「いつものように蹄鉄をつけた状態で走っていたら、
どうだったのだろう?」という声もあった。
何しろこの桜花賞までは、5戦5勝と無敗だったのだから。

そんな陣営の悔しさやファンの怒りに応えるかのように
イソノルーブルはオークスでハナに立つ。
1000メートルは通過61秒7。
マイペースに持ち込んだイソノルーブルは
直線でも懸命の粘りこみを見せる。
後ろから猛然と追い込んできたのはシスタートウショウ。
あの悪夢の桜花賞を制した馬だった。
だがイソノルーブルは逃げ粘った。
あの悪夢を振り払うかのように・・・。
そしてそして何とかハナ差でシスタートウショウを振り切った。
本当は桜花賞で決めている筈だったG1勝ち。
そんな桜の舞台での忘れ物を、
樫の舞台でしっかりと取り戻して見せたのである。

このイソノルーブルはシンデレラに例える事がある。
ガラスの靴を履くことができなかった桜花賞。
そのガラスの靴をしっかりと履いて
光り輝いて見せたオークス。
JRAが500万円と安価で購入した抽せん馬だったことも含めて、
この「競馬・シンデレラ物語」は後々まで語り継がれている。


1991年5月19日(日)
東京10R
第52回優駿牝馬(G1)
東京・芝2400メートル

1着8枠20番イソノルーブル(55・松永幹夫) 2分27秒8
2着7枠17番シスタートウショウ(55・角田晃一) ハナ
3着4枠 9番ツインヴォイス(55・河内洋) 1 1/4
4着1枠 1番ノーザンドライバー(55・岡潤一郎) ハナ
5着6枠14番スカーレットブーケ(55・武豊) 3 1/2

 

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