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(重賞回顧)2007年第7回JBCスプリント(大井)~優勝馬:フジノウェーブ~

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「胴赤・袖青・胴袖白星散し」
南関東だけではなく、
全国の地方競馬ファンの間でも
この勝負服はお馴染みだ。
ゴールの瞬間、
左手を突き出して喜びを表現したのは
その「胴赤・袖青・胴袖白星散し」がトレードマークの
御神本訓史騎手だった。

1番人気メイショウバトラー。
人気はリミットレスビッド、プリサイスマシーン、
アグネスジェダイとJRA所属馬たちが続く。
仕方がない。
中央・地方問わず、
ダート重賞戦線で活躍を続けている馬たちばかりなのだから。
今年もこうしたJRA所属馬たちで決まるのだろう。
そんな大方のファンの予想は意外な形で覆されることになる。

前を行くアグネスジェダイとプリサイスマシーンが
直線で馬体を並べて叩き合う。
その外から地元・南関東のナイキアディライトが
懸命の抵抗を試みる。
しかしその直後で息を潜めるかのように
その前を虎視眈々と狙う白い馬体と
「胴赤・袖青・胴袖白星散し」の姿が。
多くのファンがそのフジノウェーブと御神本訓史騎手に気が付いたのは
ナイキアディライトの外に馬体を持ち出した瞬間だった。
矢のような末脚を繰り出し、
内側で叩き合いを続ける
アグネスジェダイとプリサイスマシーンを交わし、
先頭でゴール板を駆け抜ける。
多くの地方競馬関係者・ファンが待ち望んだシーンが
ようやく訪れた瞬間だった。

「地方競馬の祭典」として2001年にスタートしたJBC。
しかし大井・盛岡・大井・大井・名古屋・川崎と続いた過去6回、
勝ち馬はいずれもJRA所属馬ばかりだった。
第1回のJBCクラシックで
レギュラーメンバーのクビ差2着と健闘したマキバスナイパーを見た時は
「いずれ地方馬が勝つ日が来る」と思った人もいただろう。
名古屋で行われた第5回のJBCクラシックで見せた
地元のレイナワルツの奇襲策に、
一瞬夢を見た人もいただろう。
だが地方馬にとって、
このJBCの勝ち星はなかなか手が届かない、遠い存在だった。
そのJBCのタイトルを御神本訓史騎手とフジノウェーブが
ようやく奪い取ってみせたのだ。

東京シティ盃とマイルグランプリを制して
ようやく本格化してきた感があったフジノウェーブ。
それでも今回は6月の帝王賞以来の実戦だった。
単勝オッズは38.1倍の7番人気。
そんな伏兵がやってのけた快挙に、
大井競馬場はもちろん、全国の場外発売所、
テレビ、そしてインターネットライブ中継で見ていたファンは、
驚きと歓喜の声を上げたのだった。


2007年10月31日(木)
大井10R
第7回JBCスプリント(Jpn1)
大井・ダート1200メートル

1着3枠 6番フジノウェーブ(大井・57・御神訓) 1分11秒0
2着5枠 9番プリサイスマシーン(JRA・57・安藤勝) クビ
3着1枠 2番アグネスジェダイ(JRA・57・小牧太) クビ
4着6枠11番リミットレスビッド(JRA・57・内田博) 1
5着4枠 7番コアレスタイム(船橋・57・的場文) 1/2 

 

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