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(重賞回顧)1998年第72回中山記念~優勝馬:サイレンススズカ~

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府中と中山とのコース形状の違いもあったのだろう。
前走・バレンタインS時の1000メートル通過57秒8には及ばなかった。
それでも58秒0はかなり速い。
だがそれは並の逃げ馬における基準である。

サイレンススズカにその基準は当てはまらなかった。
1000メートル通過58秒0で逃げた
武豊騎手とサイレンススズカを離れた2番手で追いかけたのは、
1996年の皐月賞馬イシノサンデー。
皐月賞馬と言えどもこのペースを深追いすれば、
直線で脚が上がってしまう。
この日、手綱を取った蛯名正義騎手はそう判断していたのかもしれない。
両者の差は徐々に縮まっていったのは3コーナーを過ぎてからだった。
4コーナーから直線へ。
サイレンススズカはイシノサンデーの射程圏内に入ったように見えた。

だがその直線のその先にある急坂で脚が止まってしまったのは
イシノサンデーの方だった。
サイレンススズカとの差が再び広がる。
そしてイシノサンデーはローゼンカバリー、ジェラスガイ、インタークレバーといった
後続馬群に飲み込まれていく。
オーバーペースに巻き込まれまいという意識はあっても、
それでもそのペースに飲み込まれてしまったのだ。
いやサイレンススズカは逃げ切り勝ちを決めたのだから、
「オーバーペース」という表現も正しくないのかもしれないが。

中山競馬場内のファンからも驚きの声が上がる。
そしてサイレンススズカの逃走劇はその後も続いた。
変則開催の為に中京競馬場で行われた小倉大賞典、金鯱賞、宝塚記念、
そして毎日王冠。
サイレンススズカはバレンタインSから6連勝を達成。
今でも語り継がれているサイレンススズカ伝説の第2章とも言えるこの中山記念は、
意外にもこの馬の重賞初制覇となったレースだった。
持ち前のスピードから注目を集めつつもその気性が裏目に出てしまい、
思うような活躍が出来なかった1997年の3歳シーズン。
しかし1998年、4歳となったサイレンススズカは違う。
この初タイトル獲得はそんな印象を
多くのファンに与えた一戦となった。

1998年3月15日(日)
中山11R
第72回中山記念(G2)
中山・芝1800メートル

1着8枠 9番サイレンススズカ(56・武豊) 1分48秒6
2着4枠 4番ローゼンカバリー(58・横山典弘) 1 3/4
3着8枠 8番ジェラスガイ(57・的場均) ハナ
4着6枠 6番インタークレバー(57・蛯沢誠治) 1 3/4
5着3枠 3番イシノサンデー(58・蛯名正義) 2 

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