(重賞回顧)1997年第57回桜花賞~優勝馬:キョウエイマーチ~
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「◎」「◯」「▲」「△」「注」「×」など、
競馬専門紙には様々な「印」がある。
どの専門紙でも、
最も軽い評価の「印」は複数の馬に打つことが
出来るようになっており、
記者によっては出走馬の半数近くの馬に
「印」を打っている人もいる。
そこまでして「的中」の実績を残したいものなのか?
読んでいる方はそんなに馬券を買うだけの余裕が
なかったりするのに・・・。
競馬専門紙にそんな不満を持っている人は
少なくないだろう。
だからこそ、この年の桜花賞でこの人の「印」を見た瞬間、
思わず「カッコイイ」と思わず声を出してしまった。
その人の「印」はこうだった。
◎キョウエイマーチ
◯メジロドーベル
18頭立てのG1レースで、
この2頭にしか「印」がない。
「▲」以下の「印」がないのである。
買い目も馬連で
16-18
の1点のみが書かれているだけだった。
(当時は馬単・3連単はなかった)
この人が「印」を打つ競馬専門紙「1馬」(現「優馬」)の他の記者たちは、
数多くの「印」を打ち、
数多くの買い目を載せている。
だからこの人のカッコ良さが余計に目立ってしまった。
そんな「印」を打った人の名は・・・?
当時の「1馬」の1面には
「今日のスーパーショット」という名物コラムがあった。
そのコラムを執筆していたのが清水成駿さん。
このカッコ良すぎる「印」を打ったのが
清水成駿さんだったのだ。
その日の「今日のスーパーショット」で彼は
この年の桜花賞について、
どこまで行っても
このキョウエイマーチとメジロドーベルの2頭しかあり得ないとし、
他の馬は全く眼中にないという見解を見せた。
普段はどちらかと言えば「穴党」のイメージがある清水さんである。
その「穴党」の彼が1番人気馬と2番人気馬のみに「印」を打ち、
他の馬は「全く要らない」とバッサリと切り捨てる。
いつもなら何点かに分散させて買う金額全てを、
清水さんはこの買い目1点に集中させて買っていたに違いない。
レースはキョウエイマーチが先行2番手から直線で抜け出し、
後方からレースを進めたメジロドーベルが
直線で2番手に浮上して前を追いかける形に。
1着キョウエイマーチ。
2着メジロドーベル
この「印」の通り、そしてこの「買い目」の通りの決着となった。
馬連の払戻金は510円。
本命サイドだが、
この本命サイドが「崩れるのでは?」と、
違う買い目も押さえたくなるのが競馬である。
しかしそんな迷いもなく「1点集中」。
こんな予想を今の競馬専門紙で見ることが出来るだろうか?
その清水成駿さんは2001年末に退社。
「今日のスーパーショット」というコラムも消える。
私は「1馬」を買わなくなったのはこの頃からである
そして「1馬」という専門紙は昨年「優馬」と名前を変えた。
かつてはそんな「バクチ打ちのロマン」を教えてくれる
競馬専門紙が存在していた事を知るファンも、
きっと少なくなっているに違いない。
また再び、そんなロマンを感じさせてくれる「競馬専門紙」が、
そして予想記者が現れないものか?
この年の桜花賞のVTRが放映されると、
いつもあの「印」を思い出す。
1997年4月6日(日)
阪神10R
第57回桜花賞(G1)
阪神・芝1600メートル
1着8枠18番キョウエイマーチ(55・松永幹夫) 1分36秒9
2着8枠16番メジロドーベル(55・吉田豊) 4
3着4枠 8番ホーネットピアス(55・木幡初広) クビ
4着2枠 3番ワンダーステラ(55・石橋守) 5
5着5枠 9番オレンジピール(55・河内洋) ハナ
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