(独り言)競馬場の大型映像装置
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東日本大震災の影響で開催がストップしていた
南関東4競馬場(大井・川崎・船橋・浦和)が、
競馬開催を再開することになった。
12日(火)の川崎競馬から再開される。
例年ならばこの時期はナイターでの開催だが、
節電対策としてナイターは行わず、
1日9レースを昼間にレース間隔を詰めて実施するという。
川崎競馬ではこの他にも
使用するスタンドの制限など、
様々な節電対策を施した上でレースをやる予定だが、
その中に「川崎ドリームビジョンの使用中止」というものがある。
世界最長のスクリーンとしてギネス記録に認定された、
あの大型映像装置である。
私と同じ世代の競馬好きは競馬を始めた当時、
既にJRAのどの競馬場にも
「ターフビジョン」と呼ばれる大型映像装置があった。
あるのが当たり前と思っていた時期もあった。
だから初めて川崎競馬場に行った時、
(当時はまだナイター競馬は行われていなかった)
こうした大型映像装置がなかったことに驚いた記憶がある。
それでも川崎競馬場ぐらいの広さであれば、
特にそのような設備の力を借りなくても
向正面の各馬の位置取りは、はっきりと分かることに気がついた時、
絶対に必要なものではないことを理解した。
だから今回の「節電対策」としての決定にも
全く違和感を感じない。
南関東の競馬場でスタンドから最も向正面が確認しにくいのは、
やはり「広さ」の面から大井競馬場ということになるだろうか。
しかし私は大井競馬場の大型映像装置が使用されなかった日に
競馬場にいたことがある。
何故使われなかったのか?
ある年の夏の事だった。
その2、3日前に首都圏を直撃した台風の影響で、
装置が故障してしまったのである。
競馬場の真ん中に
何も映っていないスクリーンがポツーンと・・・、
という中で、その日の大井競馬は行われていた。
それでも不思議なもので、
普通に馬券を買って、
レースを楽しんでいる自分がいる。
確かに向正面の様子は分からない。
前を行く馬3頭の馬番が着順表示板が知らせてくれるだけなのだが。
それでも競馬を楽しむのに、
全く不自由を感じながった。
もちろん、ないよりはあった方がいい。
それはレースをより分かりやすく見せる為の
ファンサービスとしては必要だろう。
岩手競馬の振興策として、
水沢競馬場における大型映像装置の設置、
という話が時々議論される。
ファンサービスの観点からは確かに必要だろう。
それでもそのような施設がなくても
水沢で競馬を楽しんできた競馬ファンはたくさんいる。
大型映像装置とはそういう性質のものなのだろう。
被災地には未だに避難所生活を強いられる人がいて、
原発事故の収束に向けて必死の作業を続ける人たちもいる。
首都圏では「計画停電」という言葉を
小学生でも知っている状況だ。
そんな中で行われる「競馬」である。
多少の不便は馬券を買う側も我慢する必要があるだろう。
その我慢の一つが「川崎ドリームビジョンの使用中止」だと思えばいい。
復興の道筋が立てば再開するのだから。
それまでは我慢したり、
違うレースの楽しみ方を模索したりしようではないか。
何しろ1ヶ月間も行われていなかった競馬が再開されるのだから。
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