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(独り言)「騎乗停止」のルール

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香港スプリントでカレンチャンに騎乗した池添謙一騎手が
レース中の走行妨害を理由に騎乗停止処分を受けた。
騎乗停止が有馬記念翌日の26日(月)からとなっていることから
様々な議論を呼んでいる。
香港では直近に迫った大レースを避ける形で
騎乗停止期間を設定することが可能で、
池添騎手もこのルールを利用したものと思われる。

このルールが日本の競馬にも影響を与える点に
異論を唱える人もいるかもしれない。
でもその話はここではちょっと触れないでおきたい。
代わりにこんな話でも。
この香港の競馬で採用されているルールを
日本の競馬にも導入すべきだ、
という声が以前からあったことを記憶している。
今回の件でこの香港のルールを知り、
同様の感想を持った人もいるだろう。
この件について私が思うところを述べてみたい。

G1レース等で有力馬の主戦騎手が
何らかの事情で騎乗出来ないというのは、
そのレースの魅力を損ねる可能性が高い。
その意味では騎乗停止期間を後送りすることが出来る制度は、
確かに魅力的なものであるように思える。
かつてディープインパクトが現役だった頃、
同馬が出走する2週間前になると主戦の武豊騎手について、

「ディープインパクトに乗るまでは、
走行妨害を犯しても騎乗停止処分にする勇気が
JRAにある筈がない」

という話を何人かとしていた事がある。
仮に穿った見方であったとしてもそんな可能性を想像させるのは、
公正確保の観点からも問題はあるだろう。
ならば万が一の時は
騎乗停止期間を先送り出来る制度があった方が、
JRAなど競馬主催者は
変な疑いを持たれずに済むメリットはありそうだ。

一方でこんな考え方もあるかもしれない。
走行妨害による騎乗停止処分で
有力馬の主戦騎手が騎乗できなくなることで、
「大本命馬に不安材料が・・・」という見方から
馬券面での興味が増す可能性はある。
私がすぐに思い出すのは1992年の有馬記念。
前走のジャパンカップ勝ちから
本命視されていたトウカイテイオーだったが、
主戦の岡部幸雄元騎手が前の週におけるレースでの
走行妨害が原因で騎乗停止に。
田原成貴元騎手がピンチヒッターを務めることになったのだが、
この乗り替わりについて、
「馬券検討上、どう考えるのか?」を考えながら予想をするのは、
なかなか興味深いものだったと記憶している。
スポーツ紙にはこの二人が電話等で
トウカイテイオーの特徴についてのやり取りをしていた、
などという報道があった。
こんな話もこの年の有馬記念を盛り上げる一つの材料となっていた。
主戦騎手の騎乗停止は
必ずしもレースの魅力を損ねる可能性ばかりではない事を
この年の有馬記念は教えてくれた記憶がある。

読者の皆さんはこうした乗り替わり、
そして香港競馬の「騎乗停止処分」におけるルール
をどう考えるだろうか?
その人の競馬観にもよるだろう。
立場の違いもあるかもしれない。
当事者となる馬や騎手によっても違うかもしれない。
果たしてこのルールは日本競馬にも導入されるべきだろうか?
私自身はまだその考えをまとめることは出来ていない。

 

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