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(重賞回顧)2008年第35回佐賀記念(佐賀)~チャンストウライ(兵庫)~

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佐賀競馬の実況でお馴染みの中島英峰アナウンサー。
大きなレースになると、
最後の直線で「栄光のゴールまで◯◯◯メートル」
というフレーズが飛び出す。
佐賀競馬だけではなく、
全国の地方競馬ファンの間でも有名だ。
しかしこの年の佐賀記念、
中島アナは「栄光のゴールまで・・・」という、
お約束の一言を忘れていた。
「あと210メートル」と、
ゴールまでの距離を刻むことは忘れていなかったのだが・・・。

そのゴールまで210メートルの地点で起きていた出来事に、
中島アナは興奮を隠し切れなかったのかもしれない。
いや、このレースを見ていた地方競馬ファンなら、
誰もが興奮するシーンだろう。
この地点で先頭に立ったのは、兵庫のチャンストウライだった。
クーリンガー、マコトスパルビエロといったJRAの馬たちに
3コーナーの手前からスパートして勝負を挑み、
そして競り落として先頭に立ったのだ。

チャンストウライはJRAの馬たちを引き離していく。
ゴールの瞬間、2着クーリンガーとの差は4馬身。
圧勝と言っても間違いではないだろう。
ダートグレードレースでJRA馬をねじ伏せて勝つ。
地方競馬のファン、関係者なら、誰もが見たい光景だ。
その光景が佐賀競馬場のゴール前で繰り広げられたのだ。
勝ちタイムは2分6秒8。
佐賀競馬場のダート2000メートル戦におけるレコードタイムである。
これ以上の勝ち方があるだろうか?
完璧な勝利だった。

お馴染みの「栄光のゴールまで・・・」のフレーズがなかった中島アナ。
しかしゴール板通過後に叫んだこの一言が
忘れられないファンも多いに違いない。

「兵庫の皆さん、おめでとうございます!!」

中央馬に馬場を貸すだけのレース。
口の悪いファンは、
地方競馬で行われるダートグレードレースをこう表現する。
しかし、そんな悪評をチャンストウライが吹き飛ばしてくれたのだった。
前年の兵庫ダービー優勝馬である。
園田・姫路でレースを見続けるファンにとって、
チャンストウライはきっと自分たちの競馬場を
代表して戦っている馬に違いない。
だからこそ、中島アナはきっと祝福の一言を発したのだろう。

今年も佐賀記念がやってくる。
中島アナは今年、どんな名実況を我々に聞かせてくれるのか?
その内容は出走する地方所属馬たちが、
JRA勢を相手に見せる奮闘ぶりで決まるに違いない。


2008年2月11日(月・祝)
第35回佐賀記念(Jpn3)
佐賀・ダート2000メートル

1着3枠 3番チャンストウライ(兵庫・56・下原理) 2分6秒8
2着6枠 8番クーリンガー(JRA・57・和田竜) 4
3着8枠12番マコトスパルビエロ(JRA・56・川野幸) 3/4
4着7枠 9番ザオリンポスマン(佐賀・56・北村欣) 1/2
5着5枠 6番スペシャリスト(高知・56・赤岡修) 1/2

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