トップページへ

(独り言)この戦いを見守りたい

気ままな競馬ノート » 02)独り言 » (独り言)この戦いを見守りたい

22日(火)、近所のコンビニに「週刊競馬ブック」が並んだ。
2週間ぶりのことである。
いつものように冒頭のカラーページには、
19日(土)から21日(月・祝)に行われた
阪神・小倉競馬における主な特別レースの写真が掲載されている。
そのカラーページの最後には
阪神競馬場のパドックで騎手たちが黙とうしている姿や、
最終レース後の募金活動の様子が写真で紹介されている。

同じページの下半分には、
11日(金)の地震直後の美浦トレーニングセンターについての記事が、
物が落ちたり、倒れたりして散乱している
「競馬ブック」美浦支局の写真付きで掲載されている。
調教コースの中には段差が生じたり、
液状化現象が発生したりして、
12日(土)は閉鎖されたコースもあったそうだ。
スポーツ紙などでも報じられたが、
断水が発生して調教後の競走馬を洗う作業ができなかったり、
といった事態も生じた、と記事は伝えている。

この時点で美浦トレセンを拠点とする関東馬は
大きなハンデを背負ってしまった。
更に中山競馬の中止で、
阪神・小倉競馬のレースを選択せざるを得ず、
もちろん現地までの輸送を強いられた。
両競馬場ともに、
いつもよりも関東馬の出走が多い。
グリーンチャンネルの解説者も
「取材していない馬が多くて・・・」と泣きが入る状況だった。

震災を抜きに考えても
中央競馬は長期に渡って「西高東低」が続いている。
関東馬と関西馬で馬券を買いたくなるのはどちら?と聞かれれば、
「関西馬」と答える人の方が多い。
そんな状況下で震災、そして関西遠征。
関東馬の出番なんかあるのだろうか?
そんな事を考えながら、
阪神と小倉の様子を3日間見続けた。
その結果は私が想像したものとは全く違っていた。

阪神と小倉で3日間に行われたレースは全部で60レース。
そのうち、勝ち上がった関東馬は20頭。
「西高東低」「震災」、こうした状況を考えれば、
私は失礼ながら関東馬は
この3日間で二桁勝つことが出来れば上々だと思っていた。
しかし、実際には3分の1のレースで関東馬が勝利しているのである。
この中には阪神スプリングジャンプを制したオープンガーデン、
フィリーズレビューを勝ったフレンチカクタスも含まれる。
そのフィリーズレビューで2着のスピードリッパーも関東馬。
関西地区での桜花賞トライアルで
関東馬のワン・ツーという結果である。
状況を考えれば大健闘と言えるのではないか。

同じ22日(火)に4月の中山競馬と福島競馬の中止が発表された。
関東馬の陣営が関西地区のレースしか選択できない状況は、
少なくとも1ヶ月は続く見通しとなった。
厳しい条件での戦いが続く。
しかし被災地の状況を考えれば、
レースに出走できるだけでもありがたい話である筈。
同じ関東エリアの南関東4競馬場(大井・川崎・船橋・浦和)では、
未だに再開のメドが立っていない。
震災の被害から人々が立ち直り、
競馬がこれまでと同様に行われ、
多くの人々が競馬を楽しむことが出来るようになるには、
まだしばらく時間がかかるのかもしれない。
だからこそ、美浦トレセンにいる関東馬達の厳しい戦いを、
見守りたい気持ちである。

 


« 前の記事へ

次の記事へ »

トップページへ

ツイート
mixiチェック

メインサイト「WEEKEND DREAM」はこちら 株主優待を使った生活