(独り言)東京ダービーが持つ「価値」
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現在、地方競馬は「ダービーウィーク2011」の真っ最中。
6日(月)の佐賀・九州ダービー栄城賞でスタートし、
7日(火)が門別・北海優駿、8日(水)が大井・東京ダービー、
9日(木)が園田・兵庫ダービー、
そしてこの記事を書いている10日(金)は
名古屋競馬場で東海ダービーが行われている。
そしてシリーズは13日(月)の
盛岡・岩手ダービーダイヤモンドカップまで続く。
私は8日(水)に大井競馬場で行われた東京ダービーを見た。
クラーベセクレタが20年ぶりとなる牝馬によるダービー制覇を果たし、
ヴェガスが2着。
「30度目の正直」に期待が集まった
的場文男騎手騎乗のキスミープリンスは3着に敗れ、
多くのファンが期待した東京ダービー制覇はならなかった。
この東京ダービーにおける1・2着馬は
7月13日(水)のジャパンダートダービーへの優先出走権が与えられる。
この他の各地のダービーもジャパンダートダービーの指定競走となり、
ジャパンダートダービー出走馬選定において大きな意味を持つ。
つまり、このダービーウィークの各レースは、
ジャパンダートダービーと密接な関係にある。
だからこそ、毎年東京ダービーが終わるとこんな事を考えてしまうのだ。
東京ダービーが終わり、
今年も残念ながら「ダービージョッキー」になれなかった
的場文男騎手を見て、
大井のファンは落胆し、
それでも「来年こそは」と思い、
1年後を夢見て的場騎手に声援を送る。
でもその的場文男騎手が東京ダービーよりも先に、
ジャパンダートダービーを勝ってしまったら・・・。
ジャパンダートダービーもその名の通り、
「ダービー」である。
東京ダービーは南関東4競馬場(大井、川崎、船橋、浦和)における
ローカルグレードのレースでしかないが、
ジャパンダートダービーは日本グレード格付け管理委員会によって
格付けされた、
国内で統一されたグレードのレースである。
格も賞金もジャパンダートダービーよりも上なのだ。
だがそのジャパンダートダービーを勝ったところで、
大井のファンは的場文男騎手を「ダービージョッキー」として称えるだろうか?
また本人もそれで納得するだろうか?
きっと東京ダービーを勝たなければ、
本人も、ファンも、きっと納得しないだろう。
格の問題でも、賞金の問題でもないに違いない。
そんな独特の意味を持つレース、
それが東京ダービーなのである。
理屈で考えれば、変な話なのかもしれない。
でもこれは理屈では解決できない問題であるに違いない。
もちろん歴史の違いもある。
東京ダービーは今年が57回目なのに対し、
ジャパンダートダービーはまだ13回目。
どんな機関が認定しようが、賞金を積み上げようが、
そんなものでは語ることが出来ない価値を持つレース、
それが東京ダービーなのだろう。
そんなレースがあったっていいのかもしれない。
時代が変わり、
競馬を取り巻く環境が変われば、
レース体系も変わっていかなければならない。
でも変わることのない価値を持つものもある。
東京ダービーというレースは、
いつもそんな「価値」を教えてくれるような気分になる。
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