これでは意味が無いのでは？

２３日（木・祝）は日本テレビ盃が行われる
船橋競馬場へ。
一気に秋めいたとか、急に寒くなったとか、
そんな声をあちらこちらから聞きましたが、
私は雨の中での写真撮影ために
レインコートを着ていましたので
ちょうどいい感じだったかもしれません。
日本テレビ盃は地元馬フリオーソの優勝。
これはＪＢＣクラシックでも無視できないな。
レースの話は後ほど作成する
「現地レポート」の方で書くことにします。

最終レース後はららぽーとで
武豊のトークショーを見ておりました。
競馬を知らない人でも
「武豊」の名前を知っている人は多いせいか、
かなりの人が足を止めて
トークショーの様子を見ていましたね。
私は上のフロアから見ていましたので
「思わず足を止めた買い物客」の様子も
よく見えていたのですが。

だからこそ思います。
このトークショーの内容では意味が無いです。
モッタイナイ・・・。

確かに興味深い話もありました。
武豊がららぽーとを訪れたのは２０数年ぶりのことで、
当時はＪＲＡ競馬学校の生徒だったとのこと。
同期の蛯名正義とソフトクリームを食べた記憶があり、
その蛯名と今年凱旋門賞を共に戦うことに
なるとは・・・、なんて話もありましたし。

でもそんな話も含めて
「日本中央競馬会（ＪＲＡ）」だとか
司会の福原直英アナが勤める「フジテレビ」だとかが
主催しているイベントなら、
こんな内容でもいいと思います。
しかしこれは「船橋競馬」のイベントなのです。
凱旋門賞も、ヴィクトワールピサも、
ディープインパクトもどうでもいいのです。
すべき話は「船橋競馬」についてであり、
この日行われた「日本テレビ盃」についてであり、
１１月３日（水・祝）に行われる「ＪＢＣ」についてです。
こうした話題が何故かほとんど出てきませんでした。

ようやく話題として出たのは
トークショーが終わる数分前のこと。
秋競馬についての抱負を聞かれた武豊が
「今年は船橋競馬場でＪＢＣですからね。
（ＪＢＣクラシック）４連覇もかかっていますので
頑張ります」
と「ＪＢＣ」についてコメント。
唯一「本当にすべき話題」が出た瞬間でした。
福原アナはどうしてこの話題に
全く触れなかったのでしょうか？
事前の打ち合わせは
どのような形で行われていたのでしょうか？
ららぽーとで買い物をする人たちに
「船橋競馬場」をＰＲする絶好の機会だったのに。
その船橋競馬場で１１月に武豊も騎乗する
大きなレースが行われることを
ＰＲするチャンスだったのに。
「凱旋門賞」の話などはＪＲＡの競馬場でも、
フジテレビでも、グリーンチャンネルでも
出来るじゃないですか。
「船橋競馬」「ＪＢＣ」の話は
ここでしか出来ないのに・・・。
せっかく大勢の人たちを集めたのに
これでは何の意味もありません。

もしかすると何らかの「大人の事情」が
あったのかもしれません。
かつて武豊は中央・地方の「ダブル免許」
の議論が起こった時、
「自分も"ダブル免許"を取って、
平日は大井で乗りたい」
とある雑誌の取材で語ったことがありました。
当時「ユタカいいこと言うじゃん！！」と
私は思ったのですが、
これは一部では「都合の悪い話」なのかもしれません。
地方競馬主催のイベントに武豊が出る上で、
こうした「都合の悪い話」は抑えこまないといけない
人たちがいた可能性はあるでしょうね。
私自身の勝手な想像ですが、
「船橋競馬」「ＪＢＣ」の話はＮＧだったのかも。

もしそうだったとしても、
いやそうだったとしたらこのイベント、
本当に意味がないですよ。
武豊が自ら機転を利かせて
「ＪＢＣ」の話を持ち出してきただけに
こうした内容だったのは残念でなりません。
船橋競馬場近くの商業施設に
あれだけ多くの人達が集まっていただけに・・・。