4月23日(水) 大井競馬場
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ここ数日の肌寒い日々とは違い、
この日の首都圏は汗ばむ陽気となりました。
しかし日が落ちる時間帯から急に寒くなりました。
まだ4月です。
この時期のナイター競馬観戦は、まだ「寒さ対策」に気を配る必要がありそうです。
馬場状態は稍重でした。
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前日、22日(火)に南関東の競馬ファンをガッカリさせるニュースが報じられました。
御神本訓史騎手(大井)が21日(月)の調教時間中に、
無断で施設の外にでるというルール違反を犯し、騎乗停止処分を受けたとのこと。
しかし、騎乗停止期間は24日(木)からの為、
23日(水)、同騎手は予定通り騎乗していました。
この点に疑問を持った人は少なくないと思います。
「施設の外に出てはいけない人」が無断で外出したのです。
外で会った相手によっては、「競馬の公正保持」に重大な影響を与えかねない行為です。
南関東の規程などを基に騎乗停止期間を「24日(木)から」と設定したのかもしれませんが、
「公正保持」に関わる話なのですから、
発覚した時点ですぐに騎乗停止とすべきではないでしょうか。
杓子定規な規程よりも優先されるべき対応がある筈です。
一部の報道では「コンビニに行っていた」とのこと。
主催者側もこの点を把握しており、「公正保持」に影響することはない、
と判断して「騎乗停止期間は24日(木)から」と決めたのかもしれません。
ならば、その点について詳細な説明が行われるべきだと思います。
今回の事件で最も批判されるべきは御神本訓史騎手であることは言うまでもありませんが、
私は大井競馬の「公正保持」に対する認識や「ファンへの告知のあり方」も
批判されるべきではないかと思っています。
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残念な事件が起きてしまった大井競馬場ですが、
馬たちの熱い戦いが繰り広げられている場所であることに変わりはありません。
この日は南関東における牡馬クラシック第1弾・羽田盃(S1)。
まずは上位人気馬をご紹介しましょう。
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単勝オッズ1.1倍。
断然の1番人気に支持されたハッピースプリント(大井)ですが、
昨年の全日本2歳優駿など重賞4勝を挙げ、
NARグランプリの年度代表馬に輝いた実績を考えれば、
この評価に疑問を抱く人は少ないでしょう。
今回も前走の京浜盃同様、金沢から吉原寛人騎手が駆け付けて騎乗します。
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その京浜盃でハッピースプリントから
1馬身3/4差で2着だったドラゴンエアル(川崎)が2番人気となりました。
8戦して馬券圏内から外れたレースは2戦だけという堅実派です。
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3番人気は雲取賞を勝ったドバイエキスプレス(船橋)。
ハッピースプリントとは今回が初対決となります。
レースはホスト(大井)が逃げ、パンパカパーティ(浦和)が2番手に。
ハッピースプリントはその直後3番手で流れに乗りました。
この時点で既に「勝負あり」と思った人も多かったのではないでしょうか。
4コーナーから最後の直線に入ったところで、
我々はそのハッピースプリントの強さを思い知ることになります。
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最後の直線であっさりと抜け出したハッピースプリントは
あっという間に後続との差を広げていきます。
ドバイエキスプレスやドラゴンエアルも追い込みますが、その差はなかなか詰まりません。
ハッピースプリントは2着馬ドバイエキスプレスに5馬身差をつける圧勝劇で
「1冠目」となる羽田盃を制しました。
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優勝騎手インタビューの時、
吉原寛人騎手の表情は意外なほどクールなものに思えました。
ハッピースプリントの強さを確信していたということなのでしょう。
その吉原寛人騎手ですが、集まったファンに、
「東京ダービー当日も大井に来てください」と一言。
これほどの強い勝ち方をしたのですから、
この「ダービー制覇」宣言も全く違和感はありませんでした。
2014年4月アーカイブ
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前日よりも風が弱かった分だけ、競馬観戦は楽だったかもしれません。
それでも日差しはなく、肌寒い1日でした。
馬場状態は前日と同様、芝・ダート共に良馬場でした。
この日のメインレースは皐月賞(G1)。
「混戦模様」という前評判の中で行われた今年の皐月賞ですが、
まずは上位人気馬を紹介します。![]()
1番人気はトゥザワールド。
デビューから2戦目の未勝利戦から前走の弥生賞まで4連勝。
鞍上は前の週に行われた桜花賞をハープスターで制した川田将雅騎手。
母は2001年のエリザベス女王杯を制したトゥザヴィクトリーです。
しかし外枠を引いてしまった点が気になるのか、
単勝オッズは3.5倍で、「断然の1番人気」にはなりませんでした。![]()
なお、このトゥザワールドを担当する中澤一博調教助手(栗東・池江泰寿厩舎)は、
最も美しく手入れされた馬を担当する厩務員の努力を称えて表彰する
「ベストターンドアウト賞」を受賞しました。
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2番人気は昨年の東京スポーツ杯2歳Sと今年の共同通信杯を制したイスラボニータ。
唯一の敗戦は桜花賞馬ハープスターに敗れた新潟2歳Sだけでした。
それでもデビュー以来、東京や新潟といった左回りの競馬場ばかりを使われ、
右回りコースは今回が初めてとなる点を「マイナス材料」と見る人もいて、
1番人気をトゥザワールドに譲る形となりました。
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きさらぎ賞を制したトーセンスターダムは3番人気。
2012年のセレクトセールで2億6250万円で落札され、注目を集めました。
昨年10月のデビュー戦から3戦3勝。
「無敗の皐月賞馬」を目指します。
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「何が何でもハナ」という馬がいない顔ぶれとなった今年の皐月賞。
そんな顔ぶれとなることから判断したのか、
大外枠を引いたウインフルブルームの柴田大知騎手が
スタートから気合をつけてハナを奪いに行きました。
トゥザワールドや唯一の牝馬・バウンスシャッセがウインフルブルームを直後でマーク。
更に2歳王者のアジアエクスプレスもウインフルブルームを目標に
1コーナー手前で2番手に浮上しました。
それでも1000メートル通過は60秒2。
速い流れではありませんでした。
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ウインフルブルームの脚色は
4コーナーから最後の直線に入った所でもなかなか衰えず、
2番手のアジアエクスプレスは距離の壁もあるのか、
ウインフルブルームに並びかけることが出来ません。
直線の半ばでようやくウインフルブルームを交わしたのがトゥザワールドでした。
しかし、そのトゥザワールドの直後に白い帽子のイスラボニータが迫っています。
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後から動いたせいもあるのかもしれませんが、
脚色はトゥザワールドよりもイスラボニータの方が上でした。
トゥザワールドを交わして突き抜けたイスラボニータに「右回りコースへの不安」は
全く感じられませんでした。
ハープスター以外の馬に敗れたことのない実力馬イスラボニータが
牡馬クラシックの1冠目を獲得。
走破タイムは芝2000メートル1分59秒6でした。
トゥザワールドは2着、逃げたウインフルブルームは3着に入り、
アジアエクスプレスは6着。
トーセンスターダムは直線で伸びを欠き、バウンスシャッセと同着で11着に敗れました。
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まずは「1冠」を獲得した蛯名正義騎手。
蛯名正義騎手と言えば、フェノーメノでディープブリランテにハナ差で敗れ、
涙を流した2012年の日本ダービーを思い出さずにはいられません。
そのリベンジに向けて、絶好のチャンスが巡ってきたと言っていいでしょう。
イスラボニータと挑む今年の日本ダービーは、
蛯名正義騎手にとって「今度こそ」の一戦となるのではないでしょうか。
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首都圏は前日から季節が逆戻りしたような気候になりました。
この日も風が強く、肌寒い1日で、日差しもほとんどありませんでした。
馬場状態は芝・ダート共に良馬場の発表。
前日に雨が降ったりもしたのですが、馬場への影響はなかったようです。
まずはメインレース以外で注目すべきレースをご紹介します。
6R(3歳500万下、芝1600メートル)を制した
チチカステナンゴ産駒のピークトラム(牡。栗東・橋口弘次郎厩舎)は、
昨年の新潟2歳S3着、デイリー杯2歳S3着、
今年のきさらぎ賞4着などがある実績馬です。
単勝オッズ1.6倍の断然人気に応える形での勝利となりました。
しかし、芝1600メートル1分36秒2という走破タイムは
少々物足りない印象も受けたのですが・・・。
続く7R(4歳以上500万下、ダート1800メートル)を
アンジェラスベルで制した江田照男騎手は、
JRA通算800勝を達成しました。
「穴男」で知られる江田照男騎手らしく、
単勝オッズ43.2倍の9番人気馬での800勝達成でした。
この日の江田照男騎手は
続く8Rでも単勝オッズ26.0倍の10番人気馬ポークチョップで勝利して801勝目。
デビュー25年目、42歳のベテランは絶好調のようです。
この日はJRAの競馬開催日で唯一「メインレースに障害戦が組まれる日」でした。
そのメインレースは中山グランドジャンプ(J-G1)。
今年は外国馬の参戦がなく、国内のトップジャンパー10頭が頂点を目指す戦いとなりました。
まずは上位人気馬をご紹介します。
単勝オッズ1.4倍の1番人気。
昨年の中山大障害を制し、前走のペガサスジャンプSも63キロで勝利した
アポロマーベリックにとって、
この評価は決して過剰なものではありません。
J-G1・2勝目を目指して出陣です。
2番人気は昨年の中山大障害で3着に入ったメイショウブシドウ。
中山大障害の後は中京で平地500万下を勝利。
平地の脚も磨きつつ、J-G1に挑みます。
前走の阪神スプリングジャンプで2着に入ったオースミムーンは3番人気。
昨年の小倉サマージャンプ、阪神ジャンプS、東京ハイジャンプと、
障害の重賞を3連勝した実績を持っています。
中山の障害コースは今回が初めてでした。
レースはアポロマーベリックの強さばかりが目立つものとなりました。
スタート直後がハナに立ってレースを引っ張り、
難所である大竹柵や大生垣もあっさりとクリア。
後続馬たちは並びかける事さえ出来ませんでした。
中山大障害、ペガサスジャンプSに続いて3連勝の形で、
2つ目のJ-G1タイトルを獲得。
2着馬以下とは5馬身差の圧勝でした。
その2着争いは2年前のこのレースで3着に入っていたコスモソユーズが、
途中からアポロマーベリックを追いかけていた阪神スプリングジャンプ組の
オースミムーンらを交わして浮上。
同様に最終障害後に浮上したメイショウブシドウは3着でした。
オースミムーンは最終障害後に失速、6着に敗れました。
アポロマーベリックの鞍上・五十嵐雄祐騎手は
この大舞台でも「全く緊張しなかった」とのこと。
同騎手によるとこのアポロマーベリックは「全く欠点のない馬」とのことで、
そのアポロマーベリックの強さに対する自信が強気の騎乗に繋がっているのかもしれません。
障害界に新たなスターホースが誕生した、と言っていいでしょう。
そんな五十嵐雄祐騎手ですが、勝利騎手インタビューでは、
「アポロマーベリックだけではなく、普段の障害戦にも注目してください」と
「障害競走」への注目をアピールすることも忘れませんでした。
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首都圏の桜は今が見頃です。
大井競馬場の4コーナー付近にある桜も満開となりました。
この日は午前中は好天だったのですが、
午後から雲が多くなり、夜は少しだけ雨が落ちてくる時間帯もありました。
馬場状態は良でした。
地方競馬では3月31日(月)付で12名の新人騎手が免許交付を受け、
各地の競馬場でデビュー戦を迎えています。
この日の大井競馬場にも、西啓太騎手(大井)、高橋昭平騎手(大井)という、
2名の新人騎手の姿がありました。
まだ表情には緊張感が溢れていましたが、
いずれは南関東の競馬を支える存在となる筈です。
この顔と勝負服を覚えておきたいと思います。
この日のメインレースは東京スプリント(Jpn3)。
地方・中央の快速馬たちが集結しての一戦となりました。
上位人気馬を紹介しましょう。
1番人気はノーザンリバー(JRA)。
昨年のカペラSの勝ち馬で、
その後も根岸S2着、フェブラリーS4着と、
ダートの一線級を相手に互角の戦いを続けています。
芝でも2011年のアーリントンカップで勝利した実績があります。
2番人気はセイクリムズン(JRA)。
ダート短距離戦線の常連馬です。
前走で黒船賞(高知)を連覇し、この舞台に駒を進めました。
南関東ファンの期待を集め、3番人気に支持されたのはジェネラルグラント(船橋)でした。
昨年の東京ダービー2着馬ですが、
前走のフジノウェーブ記念での勝利で短距離戦への適性の高さを示しました。
昨年はラブミーチャンが勝利したレースでもあります。
地方勢連覇の期待がかかります。
この馬の参戦に驚いた人も多かったのではないでしょうか。
これが初めてのダート戦となったパドトロワ(JRA)が4番人気に支持されました。
芝コースでは重賞3勝を挙げています。
力を要する函館の芝コースでも勝ち星がある馬ですが、ダートでは果たして・・・?
昨年のオーバルスプリント(浦和)を制したセイントメモリー(大井)にも注目が集まり、
5番人気に支持されました。
2013年度シーズンのTCK大賞に輝いています。
レースはパドトロワが逃げて、アーリーロブスト(船橋、12番人気)が2番手に。
その直後で流れに乗ったジェネラルグラントが最後の直線で抜け出しを図りましたが、
すぐ後ろにはノーザンリバーが・・・。
ノーザンリバーはジェネラルグラントをあっさり交わして馬群から突き抜け、
後続に3馬身差をつけて先頭でゴール、重賞3勝目を挙げました。
2着にはセイクリムズンが浮上、ここまでは順当な結果でしたが、
3着にはJRAからの移籍初戦だったアルゴリズム(大井、10番人気)が入り、
波乱を演出する形となりました。
アルゴリズムは確かに元中央オープン馬ですが、
移籍前の5戦は障害戦を走っていた馬でした。
6ハロン戦でいきなり馬券になるとは思わなかった人も多かったのではないでしょうか。
ジェネラルグラントは5着、セイントメモリーは9着、
アーリーロブストは13着、パドトロワは15着でした。
優勝したノーザンリバーですが、
この勝利で今後はこのダート短距離戦線を中心に使われることになるのでしょう。
ダート戦では掲示板を外したのが1度だけという堅実派でもあります。
この路線のトップに面白い存在の馬が出現した、と言えるかもしれません。

