7日(日)の東京11R東京新聞杯(G3)は
スマートレイアー(5番人気)がハナを奪いに行く展開に、
場内はどよめいた。
2013年4月のデビュー戦以来、
この馬はハナを切って逃げる競馬を一度も経験していない。
だが今回初めてコンビを組んだ吉田隼人騎手は
自らハナを主張するような乗り方を選択した。
結果的にはこの選択が正解だった。
レースは前半3ハロン36秒0、1000メートル通過が60秒6。
古馬のマイル重賞とは思えないほどの緩い流れでのレースとなった。
上がり3ハロンは33秒5。
逃げ馬にこんな脚を使われてしまったら、後続の馬たちは捕まえることは出来ない。
スマートレイアーは最後の直線でも前を譲ることなく、そのまま先頭でゴール板を通過し、
逃げ切り勝ちを決めた。
勝ちタイムは1分34秒1(芝1600メートル、馬場状態は良)。
2着にはエキストラエンド(6番人気)、
3着にはマイネルアウラート(11番人気)がそれぞれ入った。
なお、このレースは最後の直線でアクシデントがあった。
残り約300メートルのあたりで、
ラチ沿いから2番手に浮上しようとしたダッシングブレイズ(1番人気)が
その内ラチに接触し、鞍上の浜中俊騎手が投げ出される形となって競走中止。
ダッシングブレイズには異状がなかったが、
浜中俊騎手は府中市内の病院に搬送された。
パトロールビデオでは
エキストラエンドの岩田康誠騎手がダッシングブレイズに並びかけられた際に
内側を締めているようにも見えるが、
一方で浜中俊騎手も右ステッキを連打しており、
このステッキの使い方が内ラチにぶつかる原因となったようにも思える。
JRAの裁決委員も浜中俊騎手の方に
「過怠金50,000円」というジャッジを下している。
この他、ダノンプラチナ(2番人気)は4着、
グランシルク(3番人気)は10着にそれぞれ敗れた。
勝ったスマートレイアーはディープインパクト産駒の6歳牝馬。
2014年の阪神牝馬Sに続いて、2つ目の重賞タイトル獲得となった。
2013年の秋華賞で2着、
2014年のクイーンSで3着、府中牝馬Sで2着、
昨年の府中牝馬Sで2着にそれぞれ入っている。