21日(木)の大井11R東京プリンセス賞(S1)は
ゲートの中で暴れたラッキーバトル(大井)が競走除外となり、枠入りをやり直す形に。
この時点で不穏な空気を感じたファンも多かったに違いない。
レースは先月の桜花賞(浦和)を制したモダンウーマン(川崎、1番人気)が
ハナに立ってレースを引っ張る展開に。
モダンウーマンの単勝オッズは1.3倍。
多くの支持を集めたモダンウーマンは
4コーナーから最後の直線入り口に入っても前を譲らない。
だがそのモダンウーマンに少し離れた外から
スアデラ(船橋、5番人気)とリンダリンダ(大井、2番人気)が並びかける。
脚色が最も良かったのはリンダリンダだった。
残り200メートルのハロン棒を過ぎたところでリンダリンダが先頭に立ち、
その内側でスアデラが抵抗する。
モダンウーマンにはこの2頭を差し返す脚が残っていなかった。
最後はリンダリンダがスアデラとの差を徐々に広げ、
2馬身差に広がったところがゴールだった。
勝ちタイムは1分55秒8(ダート1800メートル、馬場状態は稍重)。
スアデラは2着となり、
脚色が一杯となったモダンウーマンは後続に並びかけられたが、
それでも何とかハナ差で3着を確保した。
3戦3勝という戦績で注目を集めたオルキスリアン(船橋、3番人気)は、
大外枠の為にレースの主導権を握ることができず、9着に敗れた。
勝ったリンダリンダはフレンチデピュティ産駒の3歳牝馬。
道営・ホッカイドウ競馬に所属していた昨年は、
9月のイノセントカップと10月のサッポロクラシックカップを制覇。
この勝利はサッポロクラシックカップ以来で3つ目の重賞タイトル獲得となった。
道営の2015年度シーズン終了後に南関東・大井に移籍。
移籍後は昨年の大晦日に行われた東京2歳優駿牝馬(大井)で2着、
今年2月のユングフラウ賞(浦和)で3着、前走の桜花賞(浦和)で2着という戦績だが、
この3競走の勝者はいずれもモダンウーマン。
この勝利でようやくモダンウーマンに一矢報いた形となった。
同馬の母クリムゾンルージュは
2007年のTCK女王杯で3着、マリーンカップで2着、
スパーキングレディーカップで3着の実績を持つ。
今回、リンダリンダの鞍上を務めたのは桑村真明騎手(北海道)。
道営時代のコンビが復活する形で挑んだ一戦だった。
桑村真明騎手は前日20日(水)の北斗盃(門別)をスティールキングで制しており、
門別、大井と2日連続で重賞競走を勝利したことになる。