夏の名残がまだ残っているかのような
蒸し暑さが残る船橋競馬場でした。
前日までの雨の影響で
ダートコースには水が浮いている状態。
馬場状態は不良でした。
この日のメインレース、
日本テレビ盃の上位人気馬を
ご紹介します。
1番人気は地元船橋のフリオーソでした。
快勝した帝王賞以来の実戦となります。
主戦・戸崎圭太の落馬負傷により、
ルーキー川島正太郎とのコンビで挑みます。
2番人気はボンネビルレコード(JRA)。
的場文男との相性の良さは
多くのファンの間でお馴染みとなりました。
船橋はかしわ記念を制したコース。
打倒フリオーソに燃えています。
3番人気はサンライズバッカス(JRA)。
昨年のフェブラリーS優勝馬です。
そのフェブラリーS以来の勝利を目指します。
前走、プロキオンSは3着でした。
レースはナイキアディライト(船橋)とナンヨーリバー(JRA)の
ハナ争いでスタート。
フリオーソはその直後、3番手からの競馬になりました。
3コーナー手前でフリオーソが動き出し、
場内も一瞬「やはりこの馬か」という空気が流れました。
しかしそのフリオーソよりも早く動き、
馬群の内側から動き出したのは
コアレスデジタルでした。
4コーナーでコアレスデジタルと並び、
直線で突き放したフリオーソ。
しかしここでコアレスデジタルと競り合った事が
後ろから来たあの人馬の追撃を許す結果となりました。
直線でフリオーソに襲いかかったのは
的場文男・ボンネビルレコードでした。
川島正太郎・フリオーソも食い下がりましたが、
脚色の違いは歴然としていました。
レース後の的場文男のコメントによると
相手はフリオーソ1頭と見て途中からマーク。
ゴール前でそのフリオーソをきっちりと差し切りました。
勝ちタイムはダート1800メートル1分47秒8。
この時計は船橋競馬場のレコードタイムであると同時に
JRAも含めたダート1800メートルの日本レコードとなります。
これまでの記録は1997年11月15日(土)の
京都11RトパーズSを制したプレミアムサンダーがマークした
1分48秒4でした。
今回はこの時計を0秒6短縮したことになります。
離された3着にはサンライズバッカスが入りました。
レース結果(NAR公式サイトより)
レコードタイムが出るほどの馬場となってしまったことが
影響していたのか、
レース後の口取りはコースでは行われず、
ファンに非公開のような形となってしまった点が
少々物足りなかった感があります。
極端な不良馬場であり、
最終レースが残っている状態でしたので
止むを得ない措置だったとは思いますが・・・。
その代わりに鞍上・的場文男が
この勝利の喜びを熱く語ってくれたのが
救いだったような気がします。
さて次走はJBCクラシック。
今の段階では当日の他のレースに騎乗馬がない限り、
的場文男はボンネビルレコードには乗れない筈。
陣営を含めてどのような形となるのか、
注目されます。
この日の船橋は様々なイベントが行われました。
そのイベントの中に「サラブレッチョ」と呼ばれる
イメージガールたちによる
船橋競馬イメージソング披露や
撮影会などの企画がありました。
しかしこの企画、どうも場内の雰囲気と噛み合っていないような
そんな印象を受けました。
その一方で「船橋競馬を愛する100人の会」発行の
「SYUN-ME」創刊号が場内では配布されていました。
こちらは厩舎関係者などへのインタビュー記事が
スペースの大半を占めるなど、
「船橋競馬の魅力作り」に力点を置いた仕上がりに
なっていたように感じられました。
「サラブレッチョ」達の1年を通した展開について、
私は把握していませんが、
主催者発で展開する「船橋競馬」のPRと
こうしたメディア関係者・厩舎関係者・ファンらによる
取り組みとがどうもバラバラで、
「船橋競馬」が何をアピールしようとしているのか
見えてこない。
そんな印象を受けます。
「船橋競馬を愛する100人の会」は
船橋競馬に関するある種の問題意識があるからこそ、
誕生した訳で、
その「問題意識」を主催者側がどう考えているのか、
疑問を抱きます。
この両者がその「問題意識」を共有していれば
恐らく「サラブレッチョ」のようなものは
産まれてこないのではないか?
そんな印象を個人的には受けました。
もちろん、
この競馬場を主戦場として数多く通っている方から見ると
また少し違った感想を持たれるのかもしれない、
という点については理解しておりますので、
これ以上は申し上げませんが・・・。

