「負けられない戦い」が浦和にあった！！ハッピースプリントが浦和記念（浦和）を制す／昨年の東京ダービー以来の勝ち星、重賞タイトルは７つ目（2015.12.2）

２日（水）の浦和１０Ｒ浦和記念（Jpn２）は
リアライズリンクス（浦和、８番人気）が大逃げの展開となり、
そのリアライズリンクスを離れた２番手で
昨年の覇者サミットストーン（船橋、６番人気）が追走し、
さらにハッピースプリント（大井、２番人気）が続く形となった。

３コーナーで逃げるリアライズリンクスを
サミットストーンが交わして先頭に躍り出ると、
ハッピースプリントも離されまいとサミットストーンの直後２番手に。
レース後、ハッピースプリントの鞍上・宮崎光行騎手（北海道）は
「今回は負けられない戦いだった」と語る。
昨年の東京大賞典（４着）以降、
今年の川崎記念（４着）、フェブラリーＳ（１１着）、
かしわ記念（３着）、帝王賞（３着）、
マイルチャンピオンシップ南部杯（６着）、ＪＢＣクラシック（５着）と、
出走したレースは全てG１ （Jpn１）競走だった。
だが今回はJpn２競走だ。
相手関係も楽になっている。
ここで負けたら、
昨年の羽田盃や東京ダービーの頃に得ていた評価を全て失いかねない。
宮崎光行騎手だけではなく、陣営にもそんな想いがあったのだろう。
ハッピースプリントは
最後の直線入り口で粘り込みを図るサミットストーンを交わし、
懸命の抵抗を見せるサミットストーンを振り切って２馬身差をつけて、
先頭でゴール板を通過した。
勝ちタイムは２分５秒９（ダート２０００メートル、馬場状態は良）。
３着にはソリタリーキング（ＪＲＡ、４番人気）が入り、
ドコフクカゼ（ＪＲＡ、１番人気）はスタートでの出遅れが最後まで影響して４着、
ユーロビート（大井、３番人気）は見せ場なく９着にそれぞれ敗れた。

勝ったハッピースプリントはアッミラーレ産駒の４歳牡馬。
道営所属時の２０１３年に
サンライズカップ、北海道２歳優駿、全日本２歳優駿を、
南関東・大井所属となった昨年は
京浜盃、羽田盃、東京ダービーをそれぞれ制しており、
これが７つ目の重賞タイトル獲得となった。
昨年の東京ダービー以来の勝利に、
宮崎光行騎手は表彰式でホッとしたような表情を浮かべていた。


レース結果（ＮＡＲ公式サイトより）