(レポート)京成盃グランドマイラーズ(船橋)現地レポート(2014.6.20)
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6月18日(水) 船橋競馬場


私が船橋競馬場に到着したのは1R発走前。
船橋競馬場は雨が降り始めていました。
首都圏の天気予報は「梅雨空が戻って来る」。
最悪のコンディションでの観戦となることを覚悟していました。
しかし、この雨は午後には止み、最終レースの頃には日差しも・・・。
「梅雨の中休み」はまだ続いていたようです。
馬場はこの雨の影響をあまり受けなかったようで、発表は「良」でした。
この日の船橋競馬場は非常に見どころの多い1日でした。





16日(月)にデビューした新人の仲野光馬騎手(船橋)は
この日の3Rでエピックに騎乗。
これがデビュー2戦目でしたが、パドックで見せた笑顔に驚きました。
プレッシャーに強いタイプなのかもしれません。
レースでは積極的にハナを奪い、そのまま押し切る形で見事に初勝利。
ゴールの瞬間は後続の人馬を見る素振りを見せました。
余裕があったからなのか?
それとも初めての勝利が「夢ではない」ことを確信する為だったからなのか?
24歳でのデビューとなりましたが、大きな仕事を成し遂げる日は近いかもしれません。
今後が楽しみです。

続く4Rではレディーオブローに騎乗した小杉亮騎手(船橋)が通算100勝を達成。
2010年10月~2011年8月に高知競馬での期間限定騎乗も経験しています。
昨年は17勝でしたが、今年はこの勝利で既に11勝。
高知で騎乗していた2011年に25勝を挙げていますが、
今年はその勝ち星を上回る可能性もありそうです。




8R終了後、ウイナーズサークルでは、
6月から調教師に転身した佐藤裕太騎手(船橋)の引退式が行われました。
(既に「調教師」ですが、ここでは「騎手」と書かせてください)
ファンへの挨拶の途中、これまでの騎手人生を振り返り、
言葉を詰まらせるシーンもあった佐藤裕太騎手。
千葉県騎手会の会長でもあり、
船橋・川島正行厩舎で活躍した名馬たちの調教パートナーでもありました。
佐藤裕太騎手がいなければ、
川島正行厩舎の管理馬たちが見せた全国レベルの活躍はなかったのかもしれません。
引退式では師匠の川島正行調教師が挨拶し、
後任の騎手会長となった左海誠二騎手(船橋)などから花束贈呈が行われました。
そして、最後は騎手仲間たちから胴上げが・・・。
その胴上げの輪に、現在はJRA所属騎手となった戸崎圭太騎手の姿もありました。
その戸崎圭太騎手とのコンビで活躍したフリオーソも、
佐藤裕太騎手の手綱で仕上げられた1頭でした。


様々な出来事があった18日(水)の船橋競馬場ですが、
この日のメインレースは京成盃グランドマイラーズ(S3)。
昨年の勝ち馬セイントメモリーはその後、
JRA勢を相手にオーバルスプリント(浦和、Jpn3)を制しています。
果たして今年の勝ち馬は・・・?
まずは上位人気馬を紹介しましょう。

前走の大井記念を一叩きされたトーセンアドミラルが1番人気に支持されました。
昨年のスパーキングサマーカップとマイルグランプリを制しています。

2番人気のソルテは前走まで3戦連続して2着。
勝ち切れないレースが続いてます。
最内枠を引き当てた今回こそは・・・、と期待された方も多かったのではないでしょうか。

2連勝中のケイアイヘルメスは3番人気でした。
元中央4勝馬です。
初の重賞タイトル獲得を目指します。

昨年の勝ち馬セイントメモリーは4番人気でした。
近3走はJRA勢が相手のダートグレードレースでしたが、
今回は南関東所属馬同士の対戦となります。



レースはそのセイントメモリーがハナに立ち、
トーセンアドミラルがその直後に続く形となりました。
更にガンマーバーストとアーリーロブストが続きます。
ソルテは中団からのレースとなりました。




3コーナー付近でトーセンアドミラルがセイントメモリーに並びかけます。
2頭は並走のまま、4コーナーから最後の直線へ。
叩き合いを制したのはトーセンアドミラルでした。
セイントメモリーを突き放して、先頭でゴール板を通過。
川島正太郎騎手の右手が上がります。
2着には最後の直線で鋭く伸びたソルテが、
粘り込むセイントメモリーをクビ差交わして浮上しました。
ケイアイヘルメスは最後の直線で伸びを欠き、6着に敗れました。




この日の船橋競馬場は「川島正行厩舎DAY」と呼ぶべき1日だったのかもしれません。
勝ったトーセンアドミラルも船橋・川島正行調教師の管理馬でした。
口取りには初勝利を挙げた仲野光馬騎手の姿もありました。
彼も川島正行厩舎の所属騎手です。
きっと厩務員時代から様々な形でトーセンアドミラルと関わってきたのでしょう。
そして勝利騎手インタビューで川島正太郎騎手は
「裕太さんの引退式の日だからこそ、勝ちたかった」と一言。
佐藤裕太騎手は調教師試験に合格し、引退が決まった後も、
このレースに向けて、調教でトーセンアドミラルの手綱を取っていたそうです。
船橋競馬、いや地方競馬が誇る名門厩舎の
チームワークを見せ付けられた想いでした。
私が船橋競馬場に到着したのは1R発走前。
船橋競馬場は雨が降り始めていました。
首都圏の天気予報は「梅雨空が戻って来る」。
最悪のコンディションでの観戦となることを覚悟していました。
しかし、この雨は午後には止み、最終レースの頃には日差しも・・・。
「梅雨の中休み」はまだ続いていたようです。
馬場はこの雨の影響をあまり受けなかったようで、発表は「良」でした。
この日の船橋競馬場は非常に見どころの多い1日でした。
16日(月)にデビューした新人の仲野光馬騎手(船橋)は
この日の3Rでエピックに騎乗。
これがデビュー2戦目でしたが、パドックで見せた笑顔に驚きました。
プレッシャーに強いタイプなのかもしれません。
レースでは積極的にハナを奪い、そのまま押し切る形で見事に初勝利。
ゴールの瞬間は後続の人馬を見る素振りを見せました。
余裕があったからなのか?
それとも初めての勝利が「夢ではない」ことを確信する為だったからなのか?
24歳でのデビューとなりましたが、大きな仕事を成し遂げる日は近いかもしれません。
今後が楽しみです。
続く4Rではレディーオブローに騎乗した小杉亮騎手(船橋)が通算100勝を達成。
2010年10月~2011年8月に高知競馬での期間限定騎乗も経験しています。
昨年は17勝でしたが、今年はこの勝利で既に11勝。
高知で騎乗していた2011年に25勝を挙げていますが、
今年はその勝ち星を上回る可能性もありそうです。
8R終了後、ウイナーズサークルでは、
6月から調教師に転身した佐藤裕太騎手(船橋)の引退式が行われました。
(既に「調教師」ですが、ここでは「騎手」と書かせてください)
ファンへの挨拶の途中、これまでの騎手人生を振り返り、
言葉を詰まらせるシーンもあった佐藤裕太騎手。
千葉県騎手会の会長でもあり、
船橋・川島正行厩舎で活躍した名馬たちの調教パートナーでもありました。
佐藤裕太騎手がいなければ、
川島正行厩舎の管理馬たちが見せた全国レベルの活躍はなかったのかもしれません。
引退式では師匠の川島正行調教師が挨拶し、
後任の騎手会長となった左海誠二騎手(船橋)などから花束贈呈が行われました。
そして、最後は騎手仲間たちから胴上げが・・・。
その胴上げの輪に、現在はJRA所属騎手となった戸崎圭太騎手の姿もありました。
その戸崎圭太騎手とのコンビで活躍したフリオーソも、
佐藤裕太騎手の手綱で仕上げられた1頭でした。
様々な出来事があった18日(水)の船橋競馬場ですが、
この日のメインレースは京成盃グランドマイラーズ(S3)。
昨年の勝ち馬セイントメモリーはその後、
JRA勢を相手にオーバルスプリント(浦和、Jpn3)を制しています。
果たして今年の勝ち馬は・・・?
まずは上位人気馬を紹介しましょう。
前走の大井記念を一叩きされたトーセンアドミラルが1番人気に支持されました。
昨年のスパーキングサマーカップとマイルグランプリを制しています。
2番人気のソルテは前走まで3戦連続して2着。
勝ち切れないレースが続いてます。
最内枠を引き当てた今回こそは・・・、と期待された方も多かったのではないでしょうか。
2連勝中のケイアイヘルメスは3番人気でした。
元中央4勝馬です。
初の重賞タイトル獲得を目指します。
昨年の勝ち馬セイントメモリーは4番人気でした。
近3走はJRA勢が相手のダートグレードレースでしたが、
今回は南関東所属馬同士の対戦となります。
レースはそのセイントメモリーがハナに立ち、
トーセンアドミラルがその直後に続く形となりました。
更にガンマーバーストとアーリーロブストが続きます。
ソルテは中団からのレースとなりました。
3コーナー付近でトーセンアドミラルがセイントメモリーに並びかけます。
2頭は並走のまま、4コーナーから最後の直線へ。
叩き合いを制したのはトーセンアドミラルでした。
セイントメモリーを突き放して、先頭でゴール板を通過。
川島正太郎騎手の右手が上がります。
2着には最後の直線で鋭く伸びたソルテが、
粘り込むセイントメモリーをクビ差交わして浮上しました。
ケイアイヘルメスは最後の直線で伸びを欠き、6着に敗れました。
この日の船橋競馬場は「川島正行厩舎DAY」と呼ぶべき1日だったのかもしれません。
勝ったトーセンアドミラルも船橋・川島正行調教師の管理馬でした。
口取りには初勝利を挙げた仲野光馬騎手の姿もありました。
彼も川島正行厩舎の所属騎手です。
きっと厩務員時代から様々な形でトーセンアドミラルと関わってきたのでしょう。
そして勝利騎手インタビューで川島正太郎騎手は
「裕太さんの引退式の日だからこそ、勝ちたかった」と一言。
佐藤裕太騎手は調教師試験に合格し、引退が決まった後も、
このレースに向けて、調教でトーセンアドミラルの手綱を取っていたそうです。
船橋競馬、いや地方競馬が誇る名門厩舎の
チームワークを見せ付けられた想いでした。
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