2014年6月アーカイブ

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6月25日(水) 大井競馬場

ゴール板前

1コーナー付近

馬場状態

悪天候が続く首都圏。
大井競馬場にもその影響が出ていました。
ダートコースには水が浮いています。
もちろん、馬場状態の発表は不良でした。


ゴミ箱にもこんな貼り紙が

内馬場にライブステージが

この日の大井は1Rが14時5分発走。
ナイター開催日としてはやや早いスタートでした。
そしてメインの帝王賞(Jpn1)は最終12Rに組まれ、
20時10分の発走でした。
つまり、普段よりも1レース分早くレースが行われていました。

このような特殊な開催となった理由は内馬場にありました。
内馬場で「三代目J Soul Brothers」のライブが行われる為、
このような発走時刻となった模様です。
内馬場には写真のようなライブステージが設置されていました。
彼らを目当てに大井競馬場に来場した人は、
果たして馬券を買っていたのでしょうか?

ところでライブステージの場所が厩舎地区と近いので、
気になった方もいるかもしれません。
私も騒音などの心配はないのだろうか?と思い、
Facebook繋がりの厩舎関係者に伺ってみたのですが、

「(昼間に行われた)リハーサルの音を聞く限りは大丈夫だと思った」

とのこと。
また別の関係者は

「普段から羽田空港発着の航空機や東京モノレールの音などといった騒音があるから、
この程度なら心配は要らない」

と語っていました。
もちろん、事前に厩舎関係者との調整も行われたのだろうとは思いますが。


話をメインレース・帝王賞(Jpn1)に移しましょう。
今年はJRA所属馬6頭、地方所属馬5頭の計11頭で争われました。
中央・地方を通して、春の古馬・ダート戦線を締めくくる一戦としては、
やや寂しい顔ぶれのような印象も受けたのですが・・・。
上位人気馬をご紹介しましょう。


コパノリッキー

フェブラリーS、かしわ記念とG1(Jpn1)を連勝中のコパノリッキー(JRA)が
1番人気でした。
今回、この馬には一つの課題がありました。
それは2000メートルという距離への対応でした。
昨年、1870メートル戦の兵庫チャンピオンシップを勝ってはいますが・・・。


ニホンピロアワーズ

昨年の2着馬ニホンピロアワーズ(JRA)が2番人気でした。
前走のアンタレスSで3着という不本意な結果をどう考えるか?が、
この馬に関してのポイントでした。


ワンダーアキュート

3番人気のワンダーアキュート(JRA)は昨年の3着馬。
年末の東京大賞典では2着。
大井ではあと一歩のレースが続いています。


このレースでハナに立ち、レースを引っ張った馬はニホンピロアワーズでした。
意外な展開でしたが、
逃げ馬不在のメンバーと馬場状態を考えた上での作戦だったのでしょう。
コパノリッキー、ワンダーアキュート、
ソリタリーキング(JRA)、オオエライジン(兵庫)などが続く形となりました。

2番手にいたコパノリッキーは向正面で行きたがる素振りを見せていました。
鞍上の田辺裕信騎手も手綱を引いて、何とかコパノリッキーを押さえようとします。
距離面での不安が現実になった、ということなのかもしれません。
3コーナー手前でニホンピロアワーズを交わしてハナに立ったのは、
やむを得ない選択だったのでしょう。
しかし、この様子を直後で見ていたワンダーアキュートの武豊騎手が
見逃す筈がありません。
4コーナーから直線の入口でコパノリッキーに並びかけ、
あっさり交わして前に出ました。
コパノリッキーも何とか巻き返そうとしますが、
その差を詰めることが出来ませんでした。
結局、ワンダーアキュートがコパノリッキーに2馬身差をつけてゴール。
コパノリッキーは2着に敗れ、3連勝はなりませんでした。
3着にはソリタリーキングが浮上し、逃げたニホンピロアワーズは4着に敗れました。


ワンダーアキュートと武豊騎手

武豊騎手とワンダーアキュート

武豊騎手

武豊騎手

南関東の競馬場では通常、
重賞勝ち馬がコースに出て口取りを行う場合、
ファンに背を向けるような形での写真撮影となります。
しかしレース後、
口取りの為に武豊騎手が再び騎乗して登場したワンダーアキュートは、
報道関係者がカメラを持って待ち受ける前にすぐには向かわず、
まずはスタンドのファンの方にその姿をアピール。
武豊騎手を含む同馬の陣営にとって会心の勝利だったということなのか?
それとも武豊騎手らしいファンサービスの姿勢だったのか?
場内から多くの拍手と歓声が挙がっていました。
ワンダーアキュートのJpn1タイトル獲得は、2012年のJBCクラシック以来となります。

オオエライジン

最後にやはりこの馬について触れなければなりません。
このレースに兵庫から参戦したオオエライジンは
最後の直線走路で左前球節部完全脱臼を発症して競走中止。
予後不良と診断され、安楽死の処置が取られました。
兵庫ダービー馬であり、2度の兵庫大賞典優勝がありました。
更に南関東でも重賞2勝を挙げています。
誰もが認める兵庫の最強馬でした。
この馬にとって、JRA勢が相手となるダートグレードレースは、
どうしても取りたいタイトルだったに違いありません。
そのダートグレードレースの舞台で残念な事になってしまいました。
でもその果敢な挑戦をファンとしては称えなければなりません。

園田競馬場、西脇トレーニングセンターといった所は、
道営や南関東と比較すると、
「強い馬づくり」という点では恵まれた環境とは言い切れないかもしれません。
またアラブのみでレースをやっていた時代が長く、
サラブレッドでの競馬における歴史はまだ浅い地区でもあります。
でもオオエライジンのような地方競馬を代表する強い馬が出てきて、
「ナンバーワン」を目指す戦いに果敢に挑んでくる地区でもあります。
きっとオオエライジンを超える実力の持ち主がいずれ出現することでしょう。
その日を待ち続けたいと思います。

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6月22日(日) 東京競馬場

東京競馬場

馬場状態

6月ですので、雨の中での競馬は覚悟しなければなりません。
この日も朝から雨模様でした。
馬場状態は芝・ダートともに良馬場でスタートしましたが、
途中から稍重に変更となりました。
雨は午後には止みましたが、その後もどんよりと曇り空でした。
映像で見る函館競馬場の好天が羨ましく思えました。


新人騎手によるワンツー

この日の1Rは石川裕紀人騎手騎乗のペイシャンスゼータが勝って、
木幡初也騎手騎乗のシュンドルボンが2着。
新人騎手によるワンツーとなりました。
3月にデビューした新人騎手たちですが、デビューから3ヶ月半が経過しました。
夏はこうした新人騎手たちにとっては「飛躍の季節」です。
そんな季節の到来を感じさせる結果となりました。


テンダリーヴォイス

馬場の中央を追い込むテンダリーヴォイス

テンダリーヴォイス口取り

夏は2歳馬たちがデビューする季節でもあります。
この日も5Rに牝馬限定の2歳新馬戦が組まれました(芝1600メートル)。
優勝したテンダリーヴォイス(牝、美浦・萩原清厩舎)はディープインパクト産駒。
「黒・青袖・黄鋸歯型」の勝負服。
そして馬場の中央を追い込む豪快な勝ちっぷり。
父ディープインパクトを思い出させてくれるレースでした。


東京7R

7R(3歳以上500万下、芝1800メートル)は、
京成杯と弥生賞で3着に入ったアデイインザライフの参戦で注目を集めました。
そのアデイインザライフは馬群の外を追い込んできましたが、
前を行くメドウヒルズとダイワリベラルを捕まえることが出来ず、3着に敗れました。
単勝オッズ1.7倍の評価に応えることが出来ませんでした。
馬場の影響でしょうか?
それともメドウヒルズとダイワリベラルの方が成長力で上回ったのでしょうか?
(2頭はいずれも3歳馬です)
春のクラシック戦線を戦った3歳馬たちですが、
ダービーが終わった今もその戦いは続いています。


この日のメインレースも3歳馬による戦いでした。
そのレースは現3歳世代にとって、
このレースは中央競馬で行われる初めてのダート重賞・ユニコーンS。
来月には大井競馬場で行われるジャパンダートダービー(Jpn1)へ向けての
重要な一戦でもあります。
まずは上位人気馬をご紹介します。


アジアエクスプレス

昨年、芝で2歳チャンピオンとなったアジアエクスプレスが
ダート戦線に帰って来ました。
府中のダートで新馬戦、500万下を勝ち上がり、
朝日杯フューチュリティSを制していますので、
「ダートでも問題ない」と考えるのは当然の事でしょう。
単勝オッズ1.3倍の1番人気に支持されました。



メイショウパワーズ

例年、このレースは前走・端午S組の活躍が目立ちます。
その端午Sを勝利したメイショウパワーズが2番人気に支持されました。
2月のヒヤシンスSでは勝ったエキマエ(兵庫チャンピオンシップ優勝馬)から
0秒1差の2着に入っています。


レッドアルヴィス

3番人気に支持されたレッドアルヴィスの前走は
古馬1000万下の馬との対戦でした。
結果は4着でしたが、当時は休養明けでの一戦です。
叩かれた上積みに期待が集まりました。


スタート

コーリンベリーが先頭に

レースはコーリンベリーが好スタートを決めて、ハナに立ちました。
ルミニズム、ドリームカイザー、ペガサスジュニアなどが続きます。
アジアエクスプレスもこうした馬たちを直後から見る形でレースを進めました。


4コーナー

コーリンベリーとレッドアルヴィスが抜け出す

レッドアルヴィスが先頭に

レッドアルヴィス優勝

20140622_18.jpg

3コーナー通過後、レッドアルヴィスがスパート。
馬群の外を回る形で逃げるコーリンベリーの直後まで浮上します。
一方、アジアエクスプレスはこの勝負どころでエンジンがかからず、
どんどんポジションを下げる形に・・・。

残り200メートルを過ぎたところで、
優勝争いはコーリンベリーとレッドアルヴィスの2頭に絞られました。
レッドアルヴィスはあっさりとコーリンベリーを交わして先頭に立つと、
そのまま2馬身1/2差をつけて先頭でゴール。
コーリンベリーは粘り込んで何とか2着を確保しました。
3着には直線で鋭く追い込んだバンズームが入りました。


レッドアルヴィス

口取り

記念撮影

勝ったレッドアルヴィスは2012年のNHKマイルカップを制した
カレンブラックヒルの半弟にあたります。
カレンブラックヒルはダイワメジャー産駒ですが、
レッドアルヴィスの父はゴールドアリュール。
この先のダート戦線で更に大きな仕事を成し遂げる馬になるのかもしれません。
3コーナー過ぎに仕掛けられてからの動きに、
そんな予感を感じた人も多かったのではないでしょうか。


アジアエクスプレス

アジアエクスプレスは馬群に沈む形となり12着。
確かに直線で前が壁になった感もありましたが、
肝心なところで動くことが出来ず、位置取りが悪くなっているだけに、
果たして「不運」だけで片付けていいのでしょうか?
状態面に問題がなかったのか?
そんな事を考えたくなる程の大敗でした。
この記事を書いている時点では、
この点についての報道はありませんが・・・。

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6月18日(水) 船橋競馬場

船橋競馬場

馬場状態

私が船橋競馬場に到着したのは1R発走前。
船橋競馬場は雨が降り始めていました。
首都圏の天気予報は「梅雨空が戻って来る」。
最悪のコンディションでの観戦となることを覚悟していました。
しかし、この雨は午後には止み、最終レースの頃には日差しも・・・。
「梅雨の中休み」はまだ続いていたようです。
馬場はこの雨の影響をあまり受けなかったようで、発表は「良」でした。


この日の船橋競馬場は非常に見どころの多い1日でした。


仲野光馬騎手

積極的にハナへ

最後の直線

仲野光馬騎手初勝利

仲野光馬騎手ガッツポーズ

16日(月)にデビューした新人の仲野光馬騎手(船橋)は
この日の3Rでエピックに騎乗。
これがデビュー2戦目でしたが、パドックで見せた笑顔に驚きました。
プレッシャーに強いタイプなのかもしれません。
レースでは積極的にハナを奪い、そのまま押し切る形で見事に初勝利。
ゴールの瞬間は後続の人馬を見る素振りを見せました。
余裕があったからなのか?
それとも初めての勝利が「夢ではない」ことを確信する為だったからなのか?
24歳でのデビューとなりましたが、大きな仕事を成し遂げる日は近いかもしれません。
今後が楽しみです。


小杉亮騎手

続く4Rではレディーオブローに騎乗した小杉亮騎手(船橋)が通算100勝を達成。
2010年10月~2011年8月に高知競馬での期間限定騎乗も経験しています。
昨年は17勝でしたが、今年はこの勝利で既に11勝。
高知で騎乗していた2011年に25勝を挙げていますが、
今年はその勝ち星を上回る可能性もありそうです。


佐藤裕太騎手

後任の騎手会長・左海誠二騎手から花束

師匠の川島正行調教師も挨拶

胴上げ

8R終了後、ウイナーズサークルでは、
6月から調教師に転身した佐藤裕太騎手(船橋)の引退式が行われました。
(既に「調教師」ですが、ここでは「騎手」と書かせてください)
ファンへの挨拶の途中、これまでの騎手人生を振り返り、
言葉を詰まらせるシーンもあった佐藤裕太騎手。
千葉県騎手会の会長でもあり、
船橋・川島正行厩舎で活躍した名馬たちの調教パートナーでもありました。
佐藤裕太騎手がいなければ、
川島正行厩舎の管理馬たちが見せた全国レベルの活躍はなかったのかもしれません。
引退式では師匠の川島正行調教師が挨拶し、
後任の騎手会長となった左海誠二騎手(船橋)などから花束贈呈が行われました。
そして、最後は騎手仲間たちから胴上げが・・・。
その胴上げの輪に、現在はJRA所属騎手となった戸崎圭太騎手の姿もありました。
その戸崎圭太騎手とのコンビで活躍したフリオーソも、
佐藤裕太騎手の手綱で仕上げられた1頭でした。


京成盃グランドマイラーズ

京成盃グランドマイラーズ

様々な出来事があった18日(水)の船橋競馬場ですが、
この日のメインレースは京成盃グランドマイラーズ(S3)。
昨年の勝ち馬セイントメモリーはその後、
JRA勢を相手にオーバルスプリント(浦和、Jpn3)を制しています。
果たして今年の勝ち馬は・・・?
まずは上位人気馬を紹介しましょう。


トーセンアドミラル

前走の大井記念を一叩きされたトーセンアドミラルが1番人気に支持されました。
昨年のスパーキングサマーカップとマイルグランプリを制しています。


ソルテ

2番人気のソルテは前走まで3戦連続して2着。
勝ち切れないレースが続いてます。
最内枠を引き当てた今回こそは・・・、と期待された方も多かったのではないでしょうか。


ケイアイヘルメス

2連勝中のケイアイヘルメスは3番人気でした。
元中央4勝馬です。
初の重賞タイトル獲得を目指します。


セイントメモリー

昨年の勝ち馬セイントメモリーは4番人気でした。
近3走はJRA勢が相手のダートグレードレースでしたが、
今回は南関東所属馬同士の対戦となります。


スタート

正面スタンド前

1コーナー

レースはそのセイントメモリーがハナに立ち、
トーセンアドミラルがその直後に続く形となりました。
更にガンマーバーストとアーリーロブストが続きます。
ソルテは中団からのレースとなりました。


4コーナー

トーセンアドミラルが先頭に

トーセンアドミラルが先頭でゴール

川島正太郎騎手ガッツポーズ

3コーナー付近でトーセンアドミラルがセイントメモリーに並びかけます。
2頭は並走のまま、4コーナーから最後の直線へ。
叩き合いを制したのはトーセンアドミラルでした。
セイントメモリーを突き放して、先頭でゴール板を通過。
川島正太郎騎手の右手が上がります。
2着には最後の直線で鋭く伸びたソルテが、
粘り込むセイントメモリーをクビ差交わして浮上しました。
ケイアイヘルメスは最後の直線で伸びを欠き、6着に敗れました。


川島正太郎騎手ガッツポーズ

口取り

インタビュー中の川島正太郎騎手

記念撮影

この日の船橋競馬場は「川島正行厩舎DAY」と呼ぶべき1日だったのかもしれません。
勝ったトーセンアドミラルも船橋・川島正行調教師の管理馬でした。
口取りには初勝利を挙げた仲野光馬騎手の姿もありました。
彼も川島正行厩舎の所属騎手です。
きっと厩務員時代から様々な形でトーセンアドミラルと関わってきたのでしょう。
そして勝利騎手インタビューで川島正太郎騎手は
「裕太さんの引退式の日だからこそ、勝ちたかった」と一言。
佐藤裕太騎手は調教師試験に合格し、引退が決まった後も、
このレースに向けて、調教でトーセンアドミラルの手綱を取っていたそうです。
船橋競馬、いや地方競馬が誇る名門厩舎の
チームワークを見せ付けられた想いでした。

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6月4日(水) 大井競馬場

浜風

馬場状態

JRAの日本ダービーと同様、
大井の東京ダービー当日の首都圏も6月上旬としては暑い1日となりました。
それでも大井は海辺にある競馬場です。
浜風が暑さを和らげてくれたような気がします。
馬場状態はもちろん良馬場でした。

メインの東京ダービーの前に、
ご紹介したいレースがひとつあります。

ミッシートリック

1R(3歳175万下、ダート1200メートル)を制した
パイロ産駒のミッシートリック(大井・鈴木啓之厩舎)は、
昨年5月の門別・フレッシュチャレンジを勝利して以来のレースでした。
道営のフレッシュチャレンジ勝ち馬のレベルが高いことは言うまでもありませんが、
1年以上の休養期間を挟んた後の「2戦目」でも、
こうして結果を残すことが出来るとは・・・。
東京ダービーでも道営デビュー馬が注目を集めるなど、
道営の2歳馬戦を見ずに各地のクラシック戦線を語ることは出来ない感はありますが、
このようなレースを見ると、そのレベルの高さに改めて驚かされます。


東京ダービー

日本ダービーでは皐月賞馬イスラボニータの「2冠」はなりませんでした。
大井の東京ダービーは果たしてどうでしょうか?
このレースではそんな期待を集めた羽田盃優勝馬の存在に注目が集まりました。
上位人気馬をご紹介しましょう。


ハッピースプリント

もちろん、その羽田盃優勝馬ハッピースプリントが1番人気となりました。
敗れた2戦はJRA・函館の芝コースであり、
ダートコースではまだ敗れたことがありません。
単勝オッズは1.1倍。
絶対的な支持を集めました。


サーモピレー

2番人気は東京湾カップを勝ったサーモピレー。
今回はJRAの戸崎圭太騎手とのコンビとなります。


ドラゴンエアル

羽田盃では3着だったドラゴンエアルが3番人気でした。
その前の京浜盃では、勝ち馬ハッピースプリントから0秒3差の2着でした。
サーモピレー同様、内枠を活かすことが出来るでしょうか?


的場文男騎手とワタリキングオー

やはりこのレースは的場文男騎手(大井)についても触れなければなりません。
今年はワタリキングオーとのコンビで挑みます。
クラウンカップを勝利しての参戦となります。


スタート

1周目スタンド前

1コーナー

レースはエスティドゥーラがハナに立ち、サーモピレーが2番手に。
ハッピースプリントはその直後3番手に付けました。
この段階で「ハッピースプリントが勝つ」と思った人もいるかもしれません。
スタート直後から完璧なレース運びでした。
4コーナー、そして最後の直線に入ったところで、
ある意味では当然、それでも驚きのシーンを目撃することになります。


サーモピレーが先頭に、しかしすぐ横にはハッピースプリント

ハッピースプリントが抜け出す

ハッピースプリントが独走

20140604_17.jpg

4コーナーでサーモピレーが先頭に。
最後の直線で粘り込みを図りますが、
すぐ横にはハッピースプリントが・・・。
ハッピースプリントはサーモピレーに抵抗の余地を与えません。
あっさり交わすとその差をどんどん突き放し、
最後は2着馬以下に4馬身差をつけてゴール。
2着にはスマイルピースが浮上、サーモピレーは3着でした。
的場文男騎手騎乗のワタリキングオーは直線で伸び切れず、
6着という結果に終わりました。


優勝馬ハッピースプリントと吉原寛人騎手(金沢)

口取り

インタビューで感極まる吉原寛人騎手(金沢)

記念撮影

最近、大井の重賞で優勝馬が馬場をもう1周して
スタンド前に戻って来る形のウイニングランが行われるケースが
あまりなかったような気がします。
ハッピースプリントと吉原寛人騎手(金沢)とのコンビは
そんなコースをもう1周するウイニングランで、
場内のファンにその強さと応援への感謝の気持ちを伝えました。
その吉原寛人騎手は優勝騎手インタビューで思わず涙が・・・。
ダービーウィーク期間中に「ダービー」がない金沢の騎手に
こうしてチャンスが巡ってきたことの意味は大きいと思います。

もちろん、様々なルール改正がこうした他地区のジョッキー達の参戦を可能にし、
各地の名手たちによる腕比べが展開されることは素晴らしいと思います。
一方でハッピースプリントというスターホースが
(もう「スターホース」と呼んでもいいでしょう)
道営から南関東に移籍するにあたり、
南関東所属のジョッキー達に「主戦騎手」の座が巡ってこなかったことの意味を
様々な角度から考える必要があるように思えます。

「所属」とは一体何なのか?

私は「中央・地方一体化」を期待していますので、
「所属」がなくなり、吉原寛人騎手のような騎手がどんどん南関東に参戦し、
「ダービージョッキー」となる南関東の競馬は「あるべき姿」だと思っています。

しかし、今はまだそうではありません。
「ルール上、騎乗は可能」ということと、
「誰に手綱を任せるのか?」は別の問題である筈です。

JRAでもJRA所属騎手の代わりに
その外国人騎手に手綱を任せる事についての是非が議論になり、
著書を出してしまった騎手もいます。
南関東でもそんな議論が発生してもいいのではないでしょうか。
そんな議論が南関東のレベルを更に高いものにする、と私は思っています。

もちろん、今年の南関東における3歳クラシック戦線を機会に、
南関東の競馬が「所属」を取っ払い、全ての人馬を受け入れる、
というのであれば、全く問題はありませんが。

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同日の日本ダービー現地レポートはこちら


6月1日(日) 東京競馬場

富嶽賞 4コーナー

富嶽賞 直線の攻防

ダービー直後の東京11R富嶽賞(4歳以上1000万下、ダート1400メートル)は
5番人気のテムジンが直線で鋭く追い込んで勝利しました。

このレースで1番人気だったのは蛯名正義騎手騎乗のノウレッジでしたが、
スタートでの出遅れが影響し、7着に敗れました。
出遅れの理由は色々あるでしょう。
「たまたま」という事もあるかもしれません。
しかし、前のレースで「ダービージョッキー」の座をあと一歩のところで逃した
蛯名正義騎手が手綱を取っていただけに、
「ダービーの結果を引きずっているのでは?」と心配になってしまったのは
私だけではないと思います。
もちろん、本人は否定すると思いますが・・・。


ダービー当日の最終12Rは目黒記念(G2)。
この「最終レースは目黒記念」というのは、
ファンの間でもお馴染みになったような気がします。
早速、上位人気馬をご紹介しましょう。


ラブリーデイ

1番人気に支持されたラブリーデイですが、
前走のメトロポリタンSでは最後の直線でバランスを崩し、
落馬寸前の状況となったのですが、何とか立て直して勝利を挙げました。
この内容が評価されたのだと思われます。


アウォーディー

ワンアンドオンリーで2度目のダービージョッキーとなった横山典弘騎手が騎乗する
アウォーディーは2番人気でした。
ワンアンドオンリーと同じ前田幸治オーナーの所有馬です。
まだ準オープンでも出走可能な馬ですが、
53キロというハンデに魅力を感じた人も多かったのかもしれません。


タマモベストプレイ

3番人気はクレイグ・ウィリアムズ騎手騎乗のタマモベストプレイでした。
昨年のきさらぎ賞を制しています。


スタート直後

1周目スタンド前

1~2コーナー

レースはグランデスバルがハナに立ち、
ラブリーデイはその直後2番手で流れに乗る形となりました。
ステラウインド、アップルジャックなどがその後ろに続きます。


4コーナー

横一線の攻防

大接戦!!ゴールの瞬間、騎手同士が互いに顔を見合わせる

4コーナーから最後の直線に入り、
ラブリーデイが満を持して馬群から抜け出す・・・、と思われたのですが、
他の馬たちがそれを許しません。
ハンデ戦らしい横一線の叩き合いとなり、
ラブリーデイは反対にその横一線の波に飲み込まれるような形となってしまいました。
ラブイズブーシェ、プロモントーリオ、アウォーディー、
そして大外からマイネルメダリスト。
この4頭がタイム差なしで並ぶ形でゴール。
勝者はマイネルメダリスト。
横一線からアタマ差抜け出していました。


優勝馬マイネルメダリスト

口取り

蛯名正義騎手

マイネルメダリストの鞍上は蛯名正義騎手。
蛯名正義騎手は2年前にもスマートロビンでこのレースを勝っています。
この年のダービーはフェノーメノに騎乗して、ディープブリランテのハナ差2着。
当時も、今回も、
悔しい想いを引きずりながら騎乗した目黒記念だったのではないか、と想像します。
このダービー当日に行われる目黒記念を何度勝利しても、
ダービーでの勝利に匹敵するものにはなりません。
口取りでマイネルメダリストの関係者と挨拶を交わし、
その後の表彰式に参列した蛯名正義騎手。
富嶽賞での出遅れた後でもあるだけに、その心の中が知りたくなりました。
ウィナーズサークルでの目線の先には果たして・・・?


7日(土)からJRAでも2歳新馬戦がスタートします。
ダービーが終わると、次の週からは来年のダービーに向けての戦いが始まります。
来年の蛯名正義騎手は果たして・・・?


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6月1日(日) 東京競馬場

西門1階入口付近

西門2階入口付近

この日、私が東京競馬場に到着したのは朝5時50分。
今年も既に多くの徹夜組が列を作っていました。
数多くのビッグレースが行われる東京競馬場ですが、
その中でもダービーだけは特別です。
盛り上がりが違います。
開門は朝7時20分でした。


ゴール板

パドック

馬場状態

場内は「ダービー一色」に彩られていましたが、
天候は「ダービー」というよりも「夏競馬がやってきた」という雰囲気でした。
雲一つない好天でしたが、日陰やスタンド内の涼しさが心地よく思えました。
もちろん、馬場状態は芝・ダートともに良馬場です。

石川裕紀人騎手初勝利

石川裕紀人騎手

石川裕紀人騎手

この日、2Rをニシノソラカラで制した石川裕紀人騎手は、
これが47戦目でのJRA初勝利となりました。
「ダービーデーに初勝利を挙げたのだから、この騎手はきっと何かを持っている」
という声もありましたが、
恐らく本人は早く勝ちたくて仕方がなかったのではないでしょうか。
同期デビューのジョッキー達が次々と勝ち上がっていたのですし。
でも同騎手のジョッキー人生はまだまだ先は長い筈。
焦らずに一歩一歩ステップアップして欲しいものです。

その石川裕紀人騎手ですが、
「初勝利」のセレモニー終了後、
ウィナーズサークルに集まったファンの方へ歩み寄りました。
「妹が来ているもので」と言いながら、
セレモニーで渡されたターフィー人形を男性に抱きかかえられた女の子に手渡しました。
この日は同騎手のお父さんと妹さんも応援に駆け付けていたようです。
きっと、心の優しい性格の持ち主なのでしょう。


日本ダービー

ダービー騎乗騎手紹介式

昼休みには恒例となったダービー騎乗騎手紹介式が行われました。
これからそのダービーはもちろん、
最終レースの目黒記念の様子もお伝えしようと思います。
今年のダービーは目黒記念までを見届ると、
味わい深いドラマを見たような、そんな印象があります。
まずはいつものように、ダービーの上位人気馬をご紹介します。


イスラボニータ

1番人気は皐月賞馬イスラボニータでした。
府中では昨年の東京スポーツ杯2歳S、今年の共同通信杯を含む4戦4勝。
今回は2400メートルという距離との戦いでした。


トゥザワールド

その皐月賞で2着だったトゥザワールドが2番人気でした。
父はダービー馬キングカメハメハ。
母はオークス2着のトゥザヴィクトリー。
距離延長を味方に逆転を狙います。

ワンアンドオンリー

多くの出走馬が正面スタンド前から馬場入場後、
返し馬を4コーナー方向に行う中、
3番人気のワンアンドオンリーは逆に1コーナー方向へ向かいました。
皐月賞は4着でしたが、
直線での末脚は非常に目立つものでした。


ワンアンドオンリー

ベストターンドアウト賞発表

なお、このレースのパドックでは
最も美しく手入れされた馬を担当する厩務員の努力を称える
「ベストターンドアウト賞」の審査が行われ、
ワンアンドオンリーを担当する
栗東・橋口弘次郎厩舎所属の甲斐純也調教助手が受賞しました。

スタート

エキマエが先頭に

2コーナー

皐月賞3着馬ウインフルブルームの出走取消により、
「どの馬がハナを切ってレースの主導権を握るのか?」にも注目が集まった
今年のダービーですが、
逃げたのは前走で兵庫チャンピオンシップを制したエキマエ(13番人気)でした。
2番手にはきさらぎ賞を制したトーセンスターダム(5番人気)が続き、
イスラボニータはその直後3番手で流れに乗ります。

エキマエは後続をやや引き離すような形での逃げとなりました。
1000メートル通過は59秒6でした。

そのエキマエが3コーナーでアクシデントに見舞われました。
馬体に故障を発生して、ズルズルと後退していったのです。
(レース後の診断では右寛跛行となっていたが、
後日になって左第一指節種子骨を骨折していることが判明)
代わりに浮上したトーセンスターダムを先頭に、
各馬は最後の直線での攻防へと入りました。


4コーナー

イスラボニータが先頭、直後にワンアンドオンリーが迫る


最後の直線に入り、イスラボニータがトーセンスターダムを交わして先頭に立ちます。
鞍上の蛯名正義騎手は「これでダービーは俺のもの」と思ったかもしれません。
しかし、その直後にワンアンドオンリーが迫っていました。

ワンアンドオンリーがイスラボニータを交わして先頭に

ワンアンドオンリーが先頭でゴール

レース結果

「マークする側」と「マークされる側」。
多くの場合、「マークする側」が有利になるものです。
このレースも例外ではありませんでした。
残り100メートル地点よりも少し手前で、
ワンアンドオンリーがイスラボニータを交わして先頭に。
皐月賞で多くのファンが注目した、この馬の決め手は本物でした。
そしてワンアンドオンリーはイスラボニータを3/4馬身差交わしてゴール板を通過。
第81代のダービー馬はワンアンドオンリーとなりました。

ウイニングラン

口取り

ダービー馬ワンアンドオンリー

記念撮影

横山典弘騎手

ワンアンドオンリーの鞍上・横山典弘騎手は、
2009年にロジユニヴァースで日本ダービーを制しており、
これが2度目のダービー制覇でした。
そしてその2009年にロジユニヴァースの2着に敗れた
リーチザクラウンを管理していた調教師が、
このワンアンドオンリーの橋口弘次郎調教師でした。
橋口弘次郎調教師は今回が18回目、延べ20頭目でようやくダービーのタイトルを獲得。
場内からも大きな声援が送られていました。

イスラボニータ

勝者の陰には常に敗者がいます。
ワンアンドオンリーが芝コースをウイニングランしている最中、
2着に敗れたイスラボニータは静かにダートコースを引き揚げました。
蛯名正義騎手はまたしてもダービー制覇ならず・・・。
決して騎乗ミスなどはなかったと思いますし、
イスラボニータも全ての能力を発揮しての走りだったと思います。
「ダービーを勝つ」ということの難しさを改めて見せ付けられたような気がしました。


トゥザワールド

トゥザワールドは5着。
馬群の外を回るロスが響いたように、私には思えました。
横山典弘騎手が46歳。蛯名正義騎手は45歳。
この2人に対して、トゥザワールドの川田将雅騎手はまだ28歳。
これから何度もダービー制覇のチャンスが巡ってくる筈。
その日を心待ちにしたいと思います。

前述した通リ、今年のダービーは、
その後、最終レースに行われた目黒記念の結果も含めて語ることで、
一つのドラマが完成するような気がしました。
しかしレポートがこのダービーだけで、かなり長くなってしまいました。
目黒記念の現地レポートは、後日改めて作成したいと思います。
しばらくお待ち下さいませ。



目黒記念現地レポートはこちら




プロフィール

菅野一郎
(かんのいちろう・本名同じ)
「もっと競馬をやりたいな」で、
「第1回Gallopエッセー大賞(2005年)」において、
佳作を受賞。
現在、競馬読み物Webサイト
「WEEKEND DREAM」管理人を務める。
時には厳しく、時には温かく愛情を込めて、「競馬の未来」を語ります。

※「プロフィール詳細・経歴」もご覧ください

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